予定調和と奇抜さ | 心に明かりが灯る言葉たち

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おはようございます^^

さて本日は、予定調和と奇抜さ、というお話です。

デザインや商品開発などのクリエイティブな作業をしようと思うと、
奇抜なもの、今までにないものを作ろうと考えます。

確かに奇抜さは大事ですし、今までにないものというのも大事です。
しかし、あまりに奇抜すぎると、理解されずに敬遠されます。

阪急電鉄の創業者であり、宝塚歌劇団の産みの親である小林一三は、こう言っています。

  「百歩先を見るものは狂人扱いを受け、現状のみを見るものは落伍する。
   十歩先を見る者のみが成功する」

大切なのは、王道とも言える予定調和と、奇抜さのバランスです。
王道は人に安心感を与え、奇抜さは刺激を与えます。
安心感があるからこそ、奇抜さを受け入れやすくなるのです。

例をあげましょう。

世界中で、単行本が3億冊以上売れている漫画、
ONE PIECE(ワンピース)は、意外な展開を織り混ぜつつも、
王道を貫くというスタイルです。
読者が予想できる展開であっても、同時に読者が期待している部分はそのまま、
そうでない部分で予定調和を壊す、とうバランスがうまいのです。

企画したり、開発したりといったことをする場合は、
そのバランスを意識することが大事です。

安心感と奇抜さ。
この2つの共存が、心地いい刺激になるのです。