ユーモア返し | 心に明かりが灯る言葉たち

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俯いた心、しぼんだ心、前向きになりたい心・・・
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 たまに趣味で歌詞も投稿します。

おはようございます^^

さて本日は、ユーモア返し、というお話です。

人に皮肉を言われたり、悪口を言われたりしたとき、
つい「なにを!」となってしまうことがあります。

その気持ちは分かりますが、それで怒ってしまうのは、
相手の土俵に乗せられるということです。
そこで悪口を返せば、際限のない醜い言い争いになりますし、
相手がちょっと引きぎみになれば、怒っている自分が滑稽な感じになります。

どちらにしても、気持ちを乱されてしまった、
そう反応してしまった時点で、不利になります。
周りからも、ちょっと寒い目で見られます。

カチンっときたり、面倒だなと思ったら、
そのまま反応するのではなく、一呼吸置いて、
ユーモアで返すことです。

ユーモアは、余裕がないとでません。
ユーモアで返すことによって、有利になりますし、
相手に飲まれることなく、自分の土俵に引き込むことができます。

「旅愁」という映画で、こんなシーンがあります。

ローマから、ニューヨークに飛ぶ飛行機の中で、偶然隣り合わせた男と女が、
飛行機が故障したことによって、途中でナポリで降りる。
そこから話が展開していく恋愛映画ですが、
その中で、主人公のジョセフ・コットンに、ミロのヴィーナスの右肘を売りにくる
男がでてきます。そんなもん誰が買うんだと思いますし、
普通なら、無視するか、そっけなくいらないと言うでしょう。

しかし、ジョセフ・コットンは、

「おれが欲しいのは左肘だ」

といって切り返すのです。

なんか、いいですよね 笑
ユーモアで返すと、なんとなくおしゃれで、かっこよく見えます。
そして実際、その余裕のある姿勢は、男が見ても女が見ても、かっこいいのです。

カチンときたら、言い返すのではなく、ユーモアで返す。
人に対してだけじゃなく、負の感情に支配されて、
悪態ばかりが口にでそうなったときも、ユーモアを口にする。

そういう癖をつけていくと、気持ちは楽になるし、人生も楽しくなります。

ユーモアを磨きましょう。
それは、魅力的な男であり、女であり、人間であるための、条件の一つなのです。