ホソクの誕生日のついでに、祝いそびれたテテとジンの誕生日と、これからやってくるユンギの誕生日も一気に祝いたいと思います。

 

激遅と激早ですがお許しを。

 

 

このスミノさん、恥ずかしながら私はつい最近まで存じ上げなくて。

 

前々から引用しているマチネの終わりにの映画で洋子役を演じた石田ゆり子さんが、共演者の福山雅治さんに一目惚れをしたことがあるかと問われて、「一目惚れはないですけど、マキノ(「マチネの終わりに」の主人公)のような素晴らしい才能を持っている方と出会ったら、その才能に惚れるってことはあるかもしれないですね」と発言されていました。

 

女性主人公の洋子は、マキノがコンサートで訪れる世界中の国々に「マキノの女」を作っているかもしれないという疑いを抱きながら、それでもマキノの女の一人でいたいと願います。その時の心境を、作者の平野氏は「淫らな願望」というような言葉で表現していて、なるほどなぁと妙に納得したのですが。

 

このスミノさんを見ていると、この言葉を思い出すというか。

 

彼の才能を前に平伏してしまう人間が世の中にはゴマンといるのでしょう。

 

スミノさんがしゃべっている姿を私はほとんど拝見したことがなく、人となりは全く存じ上げないのですが、彼のピアノの後はどうしても辻井伸行さんのピアノが聴きたくなります。そして、そのシンプルで素朴な音色に安心感を覚えます。

 

いや、別にスミノさんをディスってるわけではなくて。彼のピアノもめちゃくちゃ素敵なんですが。

 

BTSから少しだけ距離を置いて他のアーティストに触れてみると、BTSのメンバーってものすごく普通だなと思うんです。これ以上なく良い意味で。スミノさんのことももっと詳しくなれたら同じような印象を抱けるのかもしれないけれど、BTSのメンバーって一人一人は本当に平凡で、でも努力と運命の出会い次第で信じられない奇跡を引き起こせることもあるんだということを実感させてくれる。

 

誰かをひれ伏させるような圧倒的な能力がなくても、まごころを持って人と接していれば、誰かの心に何かを刻むことはできるんだと思わせてくれる。

 

だから私は彼らのことを久しぶりに見るたびに、初心に戻るような、そういう気持ちになるんだと思います。

 

ジンが兵役を終えるまでもう半年もないのかな。ホソクもあっと言う間に戻ってくるでしょう。テテはまだしばらくかかるけれど、彼らがまたスクリーンを賑わせるようになる頃には胸を張って「おかえり」と言えるように精進したいと思います。

 

お誕生日、おめでとう。

 

 

PS そうそう、上記の動画、コメントも感動させられるので是非ご堪能ください♡