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グクテテ応援隊界隈、最近ザワザワしてますよね。。。本人発信しか信じない!の文字と共にあのツーショット画像が流布されているのを横目で眺めていたところ、私のもとにもようやくあのラインニュースが入って、ふーん、これのことか、と思ったのですが、この「本人発信」という言葉を見るたびに正直私は思い出す言葉があって。

 

以前の記事に登場した欧州出身の友人が「彼らは結局のところ何も発信していない」ときっぱり言い切った、あの言葉です。彼女も母国に戻って研修を再開したので忙しくて最近話す時にこのトピックまで辿り着かないのですが、たぶん彼女の意見は今も変わっていないと思います。インスタに意味深なツーショットが上がろうとも、タトゥーのマイクの色が意味深だろうとも、意味深な発言があろうとも、そこに意味を加えているのはあくまで我々だからです。

 

この友人もグクとテテが兄弟友人以上の何かであることは直感的に感じると予々言っていましたが、「メッセージ」解釈には非常に厳しく、でも実際彼女が言う通りで、彼らは実質的には自分達の関係については何も「発信」していませんよね。それはもちろんセクシュアリティーに関しても同じことで、彼らがLGBTQ関連の映画を何本紹介しても、LGBTQアーティストを何人支持しても、LGBTQデザイナーの洋服を何枚着用しても、MVでゲイカップルを何回演じても、それはLGBTQを支持しているという内容の発信に過ぎない。

 

一方で最近、ある種の「発信」をしたのはりゅうちぇる・ぺこカップルですね。テテの記事と並んだ彼らの記事を目にしていろいろ思うところがあったのですが、記事にしようか迷った結果、一応感想を残しておくことにしました。いつもながら独り言備忘録です。

 

まず前提として、私の読解力の問題なのか、私はりゅうちぇるの投稿の全文を読んでも彼が実際自分の何を隠していたのかイマイチ分かりませんでした。トランスジェンダーだということを言っているのか、あるいは恋愛対象が男性だということを言いたいのか、はたまた両方なのか。「夫」であることや「正真正銘の男」であることに違和感を感じたということは前者の事実を示唆している気がしますが、それだけなら「離婚」という法的手続きが必要なのか。。。戸籍の「配偶者区分」に「夫」と記載されていることがそんなに強くアイデンティティーに関わることなのか。。。

 

私が唐突に思い出したのはこの楽曲でした。これ、初めて聞いた時はピンと来なかったんですが、ナムジュンが泣き出した時も思い出したし、意外といろんな人の思いを代弁した曲なんでしょうね。

 

 

So let me go

I don't want to be your hero

I don't want to be your big man

I just want to fight like everyone else

だから僕を自由にして欲しいんだ

君のヒーローになんかなりたくない

君を守るなんて僕には無理なんだ

僕もみんなみたいにフツウに頑張りたいんだ

 

いずれにしても人様の夫婦関係に首を突っ込んであーだこーだ言うつもりはありませんが、あの「宣言」をもってして「多様なジェンダーアイデンティティーのあり方を主張している」とか「いろんな夫婦のあり方を提議している」というのはどうなんだろう。。。というのが、今回の私のモヤっとポイントです。

 

というのも、あの全文を読むとりゅうちぇるの中には「夫たるものこうあるべき、こういう存在」というのがあって、自分はそれに当てはまらないので、「夫」をやめます。そのために離婚もしたけど(←これは後から事務所が補足!)、「家族」なので同居は続けます、という意思表明ですよね。まぁ、「いろんな家族の在り方」を示しているのは間違いないので、私が気になっている点なんかどうでもいいことのような気もしますが、「夫」って何なんですかね。極端な話、私自身は、女性が「夫」になってもいいんじゃないかって思っています。こいつ何言ってんだ、アメリカ行って英語ばっか喋って日本語が不自由になったのかって言われそうですが、妻とか夫とかって、自分の配偶者に関して第三者に話す時に便宜的に使う言葉であって、実質的な意味ってそんなにないですよね?!

 

百歩譲って、ジェンダーアイデンティティーの問題があるから、僕は夫じゃなくて妻になりますって言うなら、妻二人で夫婦を続ける選択肢だってあっていい。それこそ「多様な夫婦の在り方」ではなかろうか。夫婦という言葉に問題があるなら「多様なパートナーシップの在り方」。僕は「夫」でいられないので離婚しますって、むしろ「夫婦」や「パートナー」の意味をすごく狭く定義して、そこに当てはまらない自分は「夫婦」をやめますって宣言しているだけというか。

 

あるいは、パートナーのことは愛しているけれども、恋愛感情はないので離婚しました。家族としての関係は続けるけれど、家庭外での恋愛解禁にしました、ということなら、それはそれで「オープンリレイションシップ」の形式をとったというだけの話であって。これは別にジェンダーアイデンティティーなんか関係なく、いわゆるフツウの男女でもそういうスタイルを選んでいる人たちは古今東西存在するわけで。

 

いよいよ何が言いたいのかわからない投稿になってきましたが、「本人発信」があってもなお、メッセージを受け取る側はこんなに迷宮入りするということですよね。家族関係なんか宣言したいように宣言してくれればいいけれど、せっかくの機会だから私も「多様性」の本当の意味を再考したいと思った、ということを言いたいだけでまたこんなに長くなっちゃいました。

 

ちなみに上記の友人にエドのことを話したら「何してんのよー」と怒られました。というのも、彼女も長らくアプローチをかけられていた日本人男性がいて、その方のお名前を拝借して、友人男性に言い寄られるシチュエーションを我々の間では「山田くんシチュエーション」と呼んで絶対に折れない(恋愛関係には至ることを許さない)ことをポリシーとしていたわけなので、彼女の失望ぶりは十分理解できるわけですが、私はまず彼女のようなスタイル抜群長身金髪美女ではない上に、何より、「恋人・夫婦・家族たるものこうあるべき」という既成概念に疑問を感じ始めているので、今のところはエドをどこまで大切に思えるかのみを論点にしているという現状をここに宣言しておきます。

 

だって、百歩譲ってグクもテテもストレートだとして、あんな男性たち、世の女性たちが放っておくわけがないですが、さらに千歩譲って、お互いにピンとくる出会いがなかったら、あの2人のことだからきっと同じ屋根の下で暮らし始めますよね。そしたら、それって「夫婦」と何が違うんですかね?!「友人」同士だったら「夫婦」じゃないなんて誰が決めるんですかね。

 

ってそれはもちろん彼ら自身ですよね。彼らが夫婦じゃないと言えばそれまでです笑

 

でも誰かにすごくすごく大切に思ってもらえて、自分も相手のことを同じぐらい大切に思えて、そんな人間たちが一緒に暮らして年を重ねられたら、それだけで奇跡なのに、世界はなんでこんなにも欲張りなのか。

 

論文書きが進まない私のどうでも良いつぶやきにお付き合いくださり、ありがとうございました。仕事に戻ります♡

 

PS 一夜明けて。りゅうちぇるが勇気を出して投稿した内容に文句をつけるみたいな感じになってしまい、不快に思われた方もいらっしゃったのではないかと思いました。私自身の恋愛事情についても読みたくない方はいらっしゃるだろうなと思いますので、ここでお詫びを追記させてください。りゅうちぇるが大切なことを考えるきっかけをくれたことに感謝したいと思います。

 

PPS ちなみにブログタイトル変えました。私、実名はユニセックスな名前で、小学生の時とか点呼で男の子に間違われてばかりだったので、女の子っぽい名前にずっと憧れがあったんです。それで、ブログを続けることになったときにこれを機にらじこに改名しようと思ってあのタイトルだったのですが、その呼び名も浸透してきた頃からそろそろタイトル変えたいなぁと思っていたんです。でも何も思いつかなくて。今本棚にあった本を見て、あ、これにしようと思った次第です。あんなおしゃれな文章は書けませんが汗