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9月は多忙につき8月に書いておいた文章を投稿します。何だかズレてるなと思ったらそのせいだと思ってください汗

 

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Maybe you wanna be fresh
Fresh like a hell of an oyster, boy
Check my attitude
Know we always break the rule boy
That cheap-ass rollie and 'rarri
Yo, what you doin' boy?
I just keep it me
For you man, I'm a doom boy
I can hear the sound of your heart
Your money just cracks me up
We keep it one and the only
You shoulda known that you owe me
I have no time to feel lonely, 24 hours
Man, you just gotta be sorry
Yo shit is sour
Girl you can keep it low
While we do the ride
I'll apply you tonight
Ain't gotta DM
'Cause you heard about my team

フレッシュでいたいんだろ

生牡蠣みたいにプリプリな

俺を見てみろ

俺らは常に型破り

そんな安っぽいロレックスにフェラーリなんか

手にしてどうすんだよ

俺はただ俺らしくしてるだけ

お前にとってそんな俺は悪夢

お前の動悸が聞こえてくるよ

お前の収入なんか笑うしかねえな

俺らは唯一無二なんだ

お前は俺に借りがあるって気づくべきだった

24時間孤独を感じる暇もねえ

お前はマジで残念な奴だ

クソまで腐ってる

Girl、無理に叫ばなくていいよ

ベッドではさ

今夜はお前の色に染まってやる

DMなんかいらねえな

俺らのことは知ってるだろ

 

BTSから発せられるメッセージに翻弄されてファン感情を拗らせるたびに、私が拠り所にしてきたのがナムジュンの言葉であるということは、ご存知の方が多いかもしれませんが、ナムジュンがBTSにいなければ、私はきっとここまで彼らに肩入れはしなかっただろうなぁ、と今改めて思います。

 

彼は7人の中でずば抜けて物事を言語化することに長けており、それを母語だけでなく英語でもやってくれることが、どれほどファンとの信頼構築につながっているかを意識してきた人は私以外にも多いのではないかと思います。少なくとも、彼が紡ぐ英語の言葉には聡明さと率直さと、感情に訴える強さがある。そして何より、彼は言葉の力を信じている。だから彼の発言には常に誠実な香りがするのだと、私は常々勝手に思っています。

 

最近はそんな彼が、芸術に関して意見を求められる場面が多くなりましたが、いつか触れたいと思っていたIntersectionのインタビューについて、この機会に書きたいと思います(記憶を頼りに高速で書いているので正確なニュアンスではないかもしれませんが、このセッションはインタビュアーも秀逸でしたね!)

 

一個目の個人的なハイライトは、彼が初めて海外美術館に行った時について語る場面(確かシカゴ)。モネやピカソやスーラなど、もともと知っていた画家の作品を実際に見て感じた興奮について次のようなことを言っていました。「僕は韓国から来たそこら辺にいる何でもない青年だったわけですが、彼らの作品に囲まれたその空間にいるだけで、僕は彼らの足跡に、というか彼らが生きた時間の欠片に触れることができていたんです。これは一体なんだ?!という感覚でしたね。そのスリルは今でも鮮明に覚えています」と。そしてそれが「とても羨ましかった」と続けます。

 

美術館で羨ましさを覚えるってすごいですよね。正確には何が羨ましかったのかは解釈が分かれるのかもしれないけれど、私は単純に「画家たちを」羨ましく思ったんだと思いました。そしてそれはまさに彼が、自分を画家たちと同じ土俵で見ているからなんだろうなぁと。要するに、この画家たちは時の裁きを経てすでに「ワン・アンド・オンリー」になった人たちである一方で、自分はまだ何も成し遂げていない。

 

「僕はもう韓国年齢では30歳になる。アイドルとしての賞味期限は限りなく迫っている中でこれが僕の人生のピークだったら、それはあまりにも悲しいと思います。人生100年時代にそれでは残念でならない。でも多くの画家というのは亡くなってから名を馳せていますよね。50代60代でスタイルを変える人もいる。だから彼らを見ていると、僕も長い目でキャリアを考えればいいんだと、とても勇気づけられるんです。」

 

アスリートのような葛藤にも思えますが、アスリートが「今の人類の最高」を目指すのに対して、ナムジュンは「時を超越する何か」を求めているということを、ことあるごとに語っていますね。それは入れ替わりが激しいKPOPの世界を生きてきたからこそ特に強く思うことなのかもしれないし、芸術家なら当たり前の発想なのかもしれません。「ノルウェイの森」に登場する東大法学部生のナガサワさんが主人公の本の趣味を誉める時に、「死んだ作家の本以外読まないことの合理性」というようことを語っていたのが思い出されますが、ナムジュンはIntersectionのインタビューに応じたのと同時期に発行されたWeverse Magazineでもこう話しています。

 

結局は時間が経った時に、輝かなければならないと思うんです。何か「タイムレス(Timeless)」に近づいていかなければならないと思います。僕はまだ未熟で成し遂げたことがあまりにもないので、それが熱望したからといって獲得できる部分なのかはわかりませんが、とにかく念頭には置いておかなければならないと思うんです。それを意識しないで作業したら、間違いなくその時その時のことに押し流されて、今のようにアルゴリズムによってすべてのことがパッパッと変わる世の中で、振り返ってみたらかっこ悪い確率が高い、そんな感じです。世の中が本当に目まぐるしく変わるので、何年か過ぎただけでも捨てられる感じが多いですし、だからこそ永続性を持ちたいと思うんです。音楽が誰かに何かをできるかもしれないし、できないかもしれませんが、何かを成し遂げたアーティストや作家たちを見ると、結局は時流とは関係ない何かを、孤独に、あるいはその社会の中で、何かを守り抜いた人たちでした。

 

僕はただ地道に自分の道を行かなければならないと思います。それしかわかりません。自分が今描いているのが象なのか、そうじゃないのかを知るためには、描き続けなければなりません。それだけはわかっていて、その他は一つもわかりません。気兼ねなく自分を最大限見せるということが、どれほど難しいことかと思うんですが、それでも続けていれば、真心が通じることもあるんじゃないかと思いますし。未練や残念な思いを残さないためには、結局やってみるのであって、やってみなければ死んでもわからないというのが結論です。(中略)でも「2022年は、僕が本当に純粋に何かを伝えようとする気持ちだけで充分なんじゃないか」、そういう期待をしています。

 

ここでも真心にこだわっている彼が、BTSがプロパガンダに利用される中で、声を失っていった様子を見て不憫に思ったファンはきっと私だけではないと思うけれど、一度失ってから取り戻す声というのもまた格別だろうと思います。もう取り戻せたのか、まだ掴み途中にあるのかはわからないけれど、一度取り戻したら彼はもう二度とそれを手放したりはしないでしょうね。

 

「少年だった僕らも、それぞれに意思を持った大人の男性になりました。30代は生活の半分をBTSのRMとして、もう半分はキムナムジュンとして生きたいですね」とIntersectionでは語っていましたが、30代の入り口に立ってすでに自分の死後に残るレガシーにまで思いを馳せている彼が、番組の最後で言及したアーティストはPhilip Gustonでした。

 

私は全く知らない画家だったので、ナムジュンの解説を理解するにもWikipediaの力を借りざるを得ませんでしたが、どうやら新表現主義を開拓した画家の一人のようですね。抽象表現主義で大きな評価を得たにもかかわらず、50代で新たな挑戦に出たガストンは、その新しい芸術スタイルを馬鹿にされ続けましたが、「勇気を持って挑戦したことで、彼は”抽象表現主義の流れの中にあった画家のうちの一人”ではなく、ガストン自身になることができたんです。そのことに僕は感激したんです。」と話していたナムジュン。

 

君が今まで言及してきたバッハやベートーベンやジョンレノン並みの爪痕を人類の歴史に残せるか、それを見届けられるまで生きているかはわからないし、君が言う通り、いつかはButterもPTDも、そしてDynamiteでさえもダサくなる日が来るのかもしれない。

 

でも君の真心はすでに多くの人間に届いているし、いつの日かダサくなってしまうBTSの楽曲に熱狂し、君に青春を捧げたたくさんのファンがいたことは変わらない事実で、君の命が尽きてもその映像が残り続けることも、君はもちろん知っているよね。

 

だからそんなに欲張らなくてもいいんじゃないかなんて思ってしまうけれど、アーティストならワン・アンド・オンリーじゃなきゃ意味がないと言い切る君。そのために自分のentiretyを懸けるって決めたんだね。自分の命を超えて生き延びる何かのために。

 

君自身がモネやピカソやスーラの作品を初めて見た時のような感動を、50年後100年後に君の作品を耳にした誰かが感じて、君が生きた時間に思いを馳せてくれる、そんな日が来ることを心から願っています。

 

お誕生日おめでとう。

 

BTS: After Jungkook, RM Teases ARMYs With Photo Folio Me, Myself, and RM  'Entirety'

 

最後までお付き合いくださりありがとうございました♡