お立ち寄り頂きありがとうございます♡

いいね、コメント、メッセージ、フォローも本当にありがとうございます。

最近、過去の記事までたくさん足跡を残してくださる方が多くて感激しております(´;ω;`)

メッセージ、どれだけ溜めるんだってハナシなんですが、消えてしまう数日前にお返事を書くこともあり、場合によってはお返事を書く前にいただいたメッセージ自体が消えてしまっていることもあって、そのままお返事しそびれてしまっている方もいらっしゃいます。ごめんなさい。いただいたメッセージはたとえお返事していなくても、大切に読ませていただいています。

 

***

 

学生時代の校長先生のお言葉って、一生懸命聞こうと思っても途中でぼおーっとしちゃうものですよね。一生懸命聞いたとて、心に残る話もそうそうないような気がしますし…。でも女子高に通っていた時の校長の言葉で一つだけ、今でも思い出すものがあります。

 

「共学だと生徒会長は男子、それを支える副会長は女子、という風に性別だけで役職が決まっていくことが多いけれど、女子校では、フツウなら男子が適任と思われている役職でも女子が取り組むことになり、それが自分の殻を破ることに繋がっていく。」

 

10年以上経った今でも響く、女子校の創設理念とも言えそうな言葉ですよね。

 

これと関連するようなしないようなハナシで、以前KPOPについての記事を読んでいた時に、その特徴としてアイドルたちはチームでの役割分担に甘んじなければならないということを目にすることが多かったように思います。たとえばA氏は「ビジュアル担当」、B氏は「ユーモア担当」、C氏は「しっかり者担当」、D氏は「ダーク?担当」というように、チーム全体で魅力的になるべく戦略的にメンバーが選出される仕組みが構築されている、と。

 

でもやっぱり人間だから、一人一人の中にビジュアルもユーモアもしっかり者もダークサイドもあって、それを時と場合によって使い分けることが人間の自然な営みであって、私たちだって、「君はユーモア担当」なんて言われたらいくら「おもしろい自分」が好きでもうんざりしますよね。

 

そんな当たり前のことを思い出させるホソクのMORE。彼がBTSで今まで無理して笑っていたとは全然思わないけれど、みんなのjhopeになるために表に出さないようにしていたホソクがいたことは十分伝わってきましたね。

 

J-Hope of BTS unveils title of upcoming solo single, grungy teaser photos |  GMA News Online

 

でも、すでにここまで書いておいてなんですが、MVを見た私の心の内を実況中継するとしたら、

 

なるほど!!うーん…。ああ、うん、なるほど、ふむ、そういうことですか…。

 

って感じでした。JKのぷーすとのコラボを見た時も実質的な感想は一行でしたが、正直ホソクも書きたいことはあまりないです。(なら書くなって話ですが、時間が許す限り各メンバーの船出の感想を皆さまとシェアしながらお祝いしたいので、どうでもいい文章も書いちゃいます)

 

良くも悪くも想定内というか。

 

何なら歌詞はいつものホソクですね。ところどころ英訳と和訳のニュアンスが違い過ぎて、韓国語ができないことを残念に思いますが、この作品で実験的だったのは、いずれにしても歌詞というよりサウンドと映像かなと思いました。

 

映像の中でもやっぱり医療者としては、波形がほとんど出ないあの謎のモニターや、ウサギ耳がついた謎のヘッドギア、毛髪や洋服まで映る謎の透視画像やらが気になりましたがポイントはそこではなさそうですね。。。たぶんこのシーンに意味があるとしたら、透視して脳の中まで覗いてもなお、ホソクが考えていることは、常に音楽のことであり、ファンのことであり、名誉も富も二の次。ダークホソクであってもその真髄は変わらないということなのでしょう。

 

個人的に一歩ひねくれた解釈があるとすると、下の歌詞の場面。

 

この位置でも make it move

Make it mine, make it right

また誰かの favorite song

それが僕の人生の半分、生きる理由、生きる楽しみ

 

こう言いながらも、映像では顔をコピーされる苦悶様表情の会社員が描かれており、結局のところ「量産タイプのオリジナリティーに欠ける、顔を失ったようなコピー楽曲」を作っても「また誰かのfavorite song」になってしまう「自分の立ち位置」を窮屈に思っているのかもしれないと思いました。

 

でもホソクよ、不安に思うなかれ。

 

この楽曲、まったくもって私のfavorite songではないです(ホビ作の個人的なfavorite songはこちらから)。ホソクのことは大好きだし、bring it allの声帯を引きずるような?声も大好きだけど、この楽曲は正直、「あれだけウィンカー出しておいて車線変更せんのかい!」とつっこみたくなるぐらい路線変更し損ねているような物足りなさを感じました。

 

たしかにプレゼントのラッピング方法は大きく変わったけれど、肝心の中身が変わっていないから。

 

私の目が節穴なだけかもしれないけれど。

 

でもMVの最後、ホソク自身が箱を閉じているところを見ると、彼自身も「これではちょっと物足りない」と思っているのかもしれませんね。だいたい、箱自体も、知らない謎の男が持ってきたもので、届いた箱を開けたのはホソク自身だけど、箱の中身は誰か別の人が用意したもののように見える。つまり、誰かが作った世界で暴れてみたけれど、それもまた誰かが作った自分。

 

だからこれはきっと序章なんでしょう。箱を閉じたところからが本当のダークホソクのスタート。

 

個人的には、もっと思いっきり度肝を抜いてほしい。まさに「MORE」と思わせる楽曲。

 

先日のWeverse magazineのホソクのインタビューを読めば彼のソロ活動が「彼自身のことを語る物語」であることはだいたい予想はつきますが、語り尽くした先には自己から離れるどんでん返しがあってもいいと思うし、他のメンバーの中には、最初から自分は脇役というタイプの切り口で書いた作品を発表してくる人もいるんじゃないかと期待しています(やるとしたらやっぱりユンギですかね)

 

いずれにしても、なんだか辛口な感想文になってしまいましたが、MOREを見たら、BTSを好きだと言うのがちょっと恥ずかしいと感じる人でも、躊躇なく好きだと公言できるようになるんじゃないかと思いました。

 

そのぐらいかっこいいのは間違いない。

 

最後までお付き合いくださってありがとうございました♡