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ジミンの退院を祝う間もなく、実は最近、職場の同期にも親戚にも感染者が出てワサワサしているのですが、渦中で感染者や濃厚接触者の実際の行動を知ると、まぁ感染が拡大するのも必然だな、と思ってしまいます。公衆衛生ってやっぱりある程度の倫理観の上に成り立つわけですよね。でも考えようによってはウイルスをバラまいてでも成し遂げないといけないこともあるわけで(いや、あるのか?!)、お受験会場ではいろんな意味で命をかけた戦いが繰り広げられているのでしょう。

 

どんなご時世も生き抜かなければなりませんからね。

 

Stay Aliveもそういう世界観かもしれない。暗闇が唯一の友達である自分に、奇跡的に訪れた運命の君。そんな君が生き抜くためなら、何でもしよう、というストーリー。

 

Please stay alive

どこから間違っていたのか

まったく思い出せない

小さい部屋に僕の身を隠したまま

囁くんだ

暗闇が唯一の友達

救いを望む僕の手

僕がおかしいのかな

血に染まった夜に

誰でもいい 僕を助けて

Hide in the moonlight

奇跡なんてない 僕の願いはただ

Hide in the moonlight

そんな大袈裟なことではないのに それが難しいんだ

眠れない そんな夜明けの果てに

目を開けたまま 悪夢を彷徨ったように

奇跡なんてないって言ってたのに

奇跡のように訪れた一言

君は僕の運命

そんな言葉で説明できないかな

この疲れ果てた僕を救った救い

こんな言葉だったら説明しやすいかな

僕を生かした その一言

月日が流れても僕が傍にいるから

Please you, stay alive

 

私はウェブ漫画をまったく読んでいないので、まったくの見当違いかもしれませんが(いやむしろ絶対に見当違いなんですが仕事後の深夜モードにつきこのまま続けます)、「月明かりに隠れる」というこのフレーズから例の2人を連想してしまいました。

 

明らかにLGBTQ支持を示す「DNA」でメンバーを見下ろしていた満月、「4o'clock」で真実を守った残月、そして今回、「月明かりに隠れる」僕にとって「大袈裟なことではないのに」叶えるのが「難しい願い」。

 

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「白夜行」という小説がありますよね。1000ページ以上の長編だったと記憶していますが(ネタバレあります)、主人公2人が最後の最後になるまで同じページに登場することはないのに、2人が背後で繋がっているのがわかる独特なストーリーテリングが印象的な物語です。終盤になってようやく2人を結び付けた、幼いころの犯罪の全容が明かされるわけだけれど、その時に初めて、読者は「他人」の2人の間に存在する強い絆の正体を知ることになります。

 

雪穂が亮司を見捨てるラストシーンの解釈は分かれると思いますが、私は雪穂の精一杯の愛情表現だと思いました。15年以上前に読んだので、今読めばまた別の感想を抱くのかもしれませんが、あのラストで雪穂が泣き崩れてしまっては、亮司が何年にも渡って重ねた犯罪も、ついに訪れてしまった彼自身の死も、意味がなくなってしまう。だから彼女は他人の振りを貫いて立ち去ったのだと思うのです。

 

世間から隠れて生きる自分の人生を「白夜の中を彷徨い続けているようだ」と表現した亮司の言葉がタイトルの由来だったと思いますが、要するに、日が当たっていても、その実は、自分の罪を隠しながら夜を歩いているという意味ですよね。

 

でも彼がそんな夜を歩き続けることができたのは、雪穂のためだったからで、2人は幼い頃の事件をきっかけに心を失いながらもお互いの太陽であり続けたわけです。きっと、いつか白日の下で手をつなぐことを夢見て。

 

こんな壮絶なフィクションに実在の2人を重ねるなんて笑われてしまうでしょうが、東野圭吾に代わって、ミンユンギというプロデューサーを携えた2人の物語。「愛してるよ」という言葉で締めくくられたプロデューサーの5年前の2通の手紙の内容を想像せずにはいられないStay Alive。(そしていつもながらユンギの七変化にも舌を巻かずにはいられない…)

 

煌びやかな世界を生きる2人が、もし本当に白夜を歩くような思いでいるとすれば、月明かりに隠れながらでも、なんとか生き抜いてほしい。白日の下で運命を語れる日はそう遠くないはずだから。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました♡