Attack筑波 1号機 今年の仕様 | LAILE

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LAILEの開発、テスト等ゆる~く報告

お疲れ様です。

Attack筑波、ダートトライアルのテストが終わり一息ついている月曜日です。

まずは先日のAttack筑波の結果を受け沢山の方々に祝福のメッセージを頂きました。本当にありがとうございます。あの本番の空気感の中で結果が出たことは大変うれしく思っています。

動画の方は近いうちにMSチャンネルの方にアップされますのでチャンネル登録しつつ、前回のズミー走の動画をお楽しみください。

今日は昨年からの1号機の仕様変更点を書いてみます。

基本的なエンジン関連のパーツに変更はなくECUのリセッティングも無し。ノーマルエンジンにブーストマジック製のタービンでパワーは220psくらいです。純正のインジェクターの容量的にいっぱいで、頑張っても5~10%上げるのが限界じゃないですかね。もちろん、ドラガスやNOSを使えば違うと思いますが、ハイオクに保険で添加剤を入れいるくらいだとこんなもんです。Attack筑波での放送で300馬力~とか言われていましたが、スイフトでこれ以上パワーを上げるのってかなりハードルが高いです。

サスペンション関連も使っているバンパーやスプリングは一緒で他のパーツの兼ね合いで車高バランス等は変わっています。

部品として変えたものは空力パーツとタイヤホイールが大きいですかね。

まず、フロントアンダーパネルは昨年の物とアウトラインの形状は一緒ですが取り付け位置を20mm下げ、下面の形状を変更しました。センター部分はマフラー下をパネルでフラット化。リヤウイングは1340mmから1600mm変更し昨年は上げ上げで使っていた高さを50mm低くしてウイング位置を100mm後方へ。ウイングを後方に移したのでディフューザーも追加パネルで100mm延長させました。

そして使用するタイヤをA08BからA050へ。サイズもフロント225/45R17リヤ215/45/R17から、フロント255/40R17リヤ225/45R17に変更しました。

タイヤの変更だけで1秒近く簡単にタイムアップするかと思っていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。現状、A050のG/Sを上手く使うデータが乏しく、ちゃんと美味しい所が使えていないのだと思いますが、テストの比較だとA08Bとのアドバンテージは0.5秒程度でした。逆に言うと本当においしい所を上手く使えれば伸びしろはあるかも。

あと、元に戻せるものは外して軽量化。リヤの窓はポリカの板を仕入れて作りました(商品にならないかと思案中)。

今回のこの仕様で車重を図っていないの正確なところは分からいのですが、最後にちゃんと車重を計測したのが全日本ジムカーナの菅生の車検の際でその時が937kg。その時からマイナスになっているのが助手席、リヤ周りの内張、天張り外し、リヤの窓をポリカ、リヤバンパー加工品、マフラーセンターパイプ(サーキット用)。プラスになっているもの、フロントアンダーパネル本体、取り付けアルミブラケット、マフラー下パネル、リヤウイング大型化、リヤディフューザー。使っているタイヤホイールの差でプラス5kg。あれ、自分のイメージでは900kg近くまで軽くなっていると思っていましたが、今書き出した感じだと全然いってないな。おそらく920kg位かも。車載動画で映る範囲の物は極力普通っぽくしていたいので、その辺は手付かずですし、エアコン外すなんて考えられ無いから極端に軽くはならないね。

こんな仕様で走ったAttack筑波。すべてのセクターが速くなり59.530の記録を残すことが出来ました。

 

終わった時点では「これ以上は~」って思っていたんですけど、既になんか考え始めている自分がいるんですね。バカだね~。

とりあえず、もうしばらく余韻を楽しみます。

 

では、