最初のブログ記事「大腸癌の始まり」がよく読まれているようなので、皆さんソコが気になるのかしら?ということで、もう少し詳しく大腸癌と診断されるまでの経緯を書くことにします。
キッカケは普通の胃腸炎系感染症で、下痢になったことです。
おそらく癌とは無関係の下痢で、たまたまウイルスか何かに感染して下痢が続いていたある日、便座から立ち上がって流そうとした瞬間に、びっくり!
なんと便器が血で真っ赤だったのです。
痔か?とも思いましたが、痛みは無し。
さすがにコレはただの下痢じゃないぞ、と思って数日後にファミリードクターと呼ばれる「かかりつけのお医者さん」の予約をとりました。
ところが予約当日には下痢の症状は治っていて、便も見た目は正常に見える状態でした。
アレ?治っちゃった?と思いつつ、お医者さんに「下痢で便器が真っ赤になったけど、今は治った」「痛みは無い」と伝えました。
その場で、肛門検査。手袋をした指☝️を突っ込まれてグリグリ。痔ではないようです。でも手袋についた便で潜血検査をしたのか、出血が確認できたようで、大腸内視鏡検査をするように紹介状を書いてくれました。
そして、ブログの最初に書いたように、S状結腸癌が見つかったわけです。
あの時、下痢にならなかったら、多分気がつかなかったと思います。下痢が治ってからは、拭いた紙に血がつくことも無かったし、便に血がついてる感じもありませんでした。痛みもないし、自覚症状ゼロです。
普段は面倒くさがりの自分が、あの時だけは速攻で医者の予約をとりました。
よくやった自分!自分を褒めてあげたいです。
実は、カナダ、モントリオールでは、ファミリードクター(かかりつけ医)を見つけるのは至難の業で、ファミリードクターがいない人は、医者に診てもらえるまで本当に大変なのです。無料だけど、現実は医療崩壊しているので、皆ちょっとした症状では病院に行きません。私がファミリードクターを見つけられた経緯もミラクルでして、その話はまたの機会に。
癌が見つかった事は残念ですが、見つかるまではラッキーが沢山あって、今思うと奇跡の大腸癌発覚だったなと思っています。
そもそも、あの時ひどい下痢にならなかったら?下痢に感謝です。