4月に引き続き、タイのサッカー少年にイス軸法の指導。 | lai-thaiboxingのブログ

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タイチェンマイにて意拳、ムエタイ、瞑想の研究。山岳小数民族との交流や日々気づいた事を書いて行きます。
タイ国ムエタイ協会認定トレーナー。寺田式インパルス療法士。椅子軸法認定インストラクター。

予定に無かったのですが、急遽、海に行く事になりました。


来月から娘は、タイ🇹🇭最北端のチェンライ県の中で、最も北にあるメーファールアン大学に行きます。

家族で旅行に行く事が難しくなるので、娘が大学に入学する前に、家族旅行で海にいきた、と会長が言いました。


自分は、家の修理などでお金がかかったので、最初は行く予定では無かったのですが、会長がホテル代を出す、と言うので、行く事になりました。


目的地は、ホアヒン。


自分の好きなリゾート地で、コロナでロックダウンされていた時、内弟子と2ヶ月半、トレーニング合宿をした町です。


ホアヒンには、自分は、土地勘はあるので、気楽なんですが、今の弟子達をチェンマイに残して行くのは、少々氣がかりな所です。


が、


長期休養中のコーチに代わり、新たにコーチ候補と考えている者がいて、今回、自分達の旅行期間中は、彼のお試し期間とさせてもらうつもりです。


で、


車で9時間かけて、チェンマイから来たのが、バンコク郊外のノンタブリー。


日本🇯🇵だと、海に行くのに、海の無い県でも、それ程時間をかけずに海に行けるでしょう。


しかし、


内陸部にあるチェンマイからだと、車で9時間かけても、まだ海には辿りつきません。


最近、海に行く途中の中継場所としているのが、バンコク郊外のノンタブリーです。


何故、ノンタブリーかと言うと、そこに、日本🇯🇵で、中学校の教師をしていた時のサッカー部の教え子がいるからです。


そして、彼の息子が、寮生活をしながら、サッカー⚽️を頑張っていて、その子にイス軸法の指導を4月からしています。


今回は、2回目。

稽古の進捗状況の確認と、更なるレベルアップです。


その様子は、下記のInstagramで見ていただけたら、と思います。


全ての運動の基本中の基本、『立つ』事。


これが変われば運動の質が変わります。


イスから立つだけの簡単な動作ですが、その内包するものは、実は、とても、奥深いです。


少年は、やればやる程、動きにキレが増しました。

プロを目指していると言う教え子の息子。

更なる高みを目指して頑張って欲しいです。




イス軸法の練習の後、食事をしながら、プロのメンタリティについて、少年とその父親に、少し話をしました。


自分が知っているサッカー選手は、三浦泰年氏です。

言わずと知れた三浦カズ選手のお兄さんです。

彼は、自分が日本🇯🇵からタイ🇹🇭チェンマイに拠点を移した時のタイでの弟子第二号です。


自分は、教え子の息子に、君はプロになりたいのか、と、聞きました。


彼は、プロになりたい、と言いました。


自分は、どこでプロになりたいのか?と、聞きました。


彼は、ヨーロッパで、と答えました。


自分は、教え子でもあるお父さんに、

「この子は、コーラを飲む?」と聞くと、


「コーラだけでなく、ファンタやいろんな清涼飲料水を飲みます。」と言いました。


自分は、

「ならば、ヨーロッパでプロになるのは諦め。この子のメンタリティでは無理や。」と言って、三浦さんの事を話しました。


三浦ヤスさんの身体のバランスは、非常に悪い。特に膝が悪いので、あらだけバランスの悪い選手は、代表クラスにはいないと思う。


でも、彼は、各年代の時に、日本代表だった。

それは何故か。


3倍努力。


あの身体のバランスで、日本代表になるには、普通の事をしていてはダメ。


こんな話があった。

彼が、叔父さんの指導の元、少年サッカーチームで練習していた時、練習の最後に、ランニングがあった。


グランド10周と言われて、皆んなで走らされた。


最後の一周になった時、叔父さんは、手を抜いている者がいる、と言って、後、5周!と、言った。


そう言われたら、普通ならどうなるか。


誰やねん、ダルいわ、となる。


けど、三浦ヤスさんは、違う。

叔父さんは、最初から、そう言うつもりやったんや、と。


最初から15周走らせるつもりやったんや、と。

だったら、俺たちは、20周走る、と言って20周全力で走った。


これが、彼をプロにした。

練習しろ、と言われている内は、プロではない。

プロは、練習して当然。それ以上の事をするのがプロである。


自分は、少年に聞きました。

君は1日、何時間寝るか?と。


彼は、8時間、と、答えました。


ならば、残りの16時間何をしているか、が、大切や、と。


三浦ヤスさんは、残りの16時間、サッカーの事をしている。もしかしたら、夢の中もサッカーの事をしているかもしれない。


君は、ヨーロッパでプロサッカー選手になりたい、と、言った。


言うのは誰でも出来る。


でも、その為に、君は起きている時間、何をしているのか?


タイでNO,1の選手になりたい、と言ったら、バンコク周辺て終わる。


アジアでNO,1になりたい、と言ったら、タイの代表にはなれる。


世界でNO,1になりたい、と、言ったらヨーロッパで活躍出来る。


それは、何故か、それになる為には、皆んな、それに見合った努力をしているから。


本当になりたい、と思うなら、やらないと。


そんなん言われても、出来ない、と思ったら、それまで。プロに向かないからやめといたらいい。


先ず、出来る、から入る。努力すれば出来る、と信じる。


その為に、起きている間、あらゆる事から学ぶ。


三浦ヤスさんと自分の会話は、彼はサッカーの事しか話をしない。自分は、格闘技の事。


でも、2人は友達だ。


それは、お互いの話から、自分に役に立つ事はないか、と常に得ようとしているから。


彼にとっては、サッカー以外の事は、退屈な話。


つまり、三浦兄弟は、サッカーなのである。


君も、サッカーをするために、全寮制の所に行った。ならば、他の事なんかしなくて良い。サッカーだけやってたら良い。それは、24時間寝ても覚めてもサッカーだけやるんだ。


サッカーの為に、あらゆる事から学ぶ。


サッカーの為に、何を食べるべきか。


サッカーの為に、どのようなトレーニングをすべきか。


サッカーの為に、どう身体のケアをすべきか。

寝るのも、遊ぶのも全てサッカーの為。


サッカーの為に、、、。


勉強もサッカーの為にやるんだ。


イス軸法も同じ。サッカーの為に。


57歳の三浦カズ選手を欲しがるチームがいる。


何故か。


彼は、プロとしてどうあるべきか、を他の選手、特に若手の選手に身を持って示してくれるから。


プロとして、練習の時だけでなく、日常生活全てに於いて、どうあるべきかを示してくれる。


三浦カズや三浦ヤスの2人は、日常全てがサッカー⚽️である。


何度も言う。

練習はさせられている内は、プロではない。


練習はするのは、プロなら当たり前。


その上を行ってこそ、本物のプロや。


プロの世界は普通の世界ではない。ある意味、クレイジーな世界。これくらいで良い、と言っていたら、その程度で終わる。


君は、イス軸法に出会った。これから、君が、これをどうして行くのか、自分は、楽しみにしている。


本当のプロになってくれ、また、会おう、と、




イス軸法による変化。









懐かしの



イス軸法に、興味のある方は、日本🇯🇵国内ならば、認定インストラクターの方にコンタクトして見て下さい。

自分のようにちょっとクレイジーではなく、皆さん優しい方だと思いますので、安心して下さい。



タイ🇹🇭、東南アジアならば、自分の所でも構いません。クレイジーな方も。







追記。三浦泰年さんが、彼のInstagramでこのブログを紹介してくれました。

次は、ブラジルか、アフリカか、またまた、タイか。監督復活を期待して。