予定に無かったのですが、急遽、海に行く事になりました。
来月から娘は、タイ🇹🇭最北端のチェンライ県の中で、最も北にあるメーファールアン大学に行きます。
家族で旅行に行く事が難しくなるので、娘が大学に入学する前に、家族旅行で海にいきた、と会長が言いました。
自分は、家の修理などでお金がかかったので、最初は行く予定では無かったのですが、会長がホテル代を出す、と言うので、行く事になりました。
目的地は、ホアヒン。
自分の好きなリゾート地で、コロナでロックダウンされていた時、内弟子と2ヶ月半、トレーニング合宿をした町です。
ホアヒンには、自分は、土地勘はあるので、気楽なんですが、今の弟子達をチェンマイに残して行くのは、少々氣がかりな所です。
が、
長期休養中のコーチに代わり、新たにコーチ候補と考えている者がいて、今回、自分達の旅行期間中は、彼のお試し期間とさせてもらうつもりです。
で、
車で9時間かけて、チェンマイから来たのが、バンコク郊外のノンタブリー。
日本🇯🇵だと、海に行くのに、海の無い県でも、それ程時間をかけずに海に行けるでしょう。
しかし、
内陸部にあるチェンマイからだと、車で9時間かけても、まだ海には辿りつきません。
最近、海に行く途中の中継場所としているのが、バンコク郊外のノンタブリーです。
何故、ノンタブリーかと言うと、そこに、日本🇯🇵で、中学校の教師をしていた時のサッカー部の教え子がいるからです。
そして、彼の息子が、寮生活をしながら、サッカー⚽️を頑張っていて、その子にイス軸法の指導を4月からしています。
今回は、2回目。
稽古の進捗状況の確認と、更なるレベルアップです。
その様子は、下記のInstagramで見ていただけたら、と思います。
全ての運動の基本中の基本、『立つ』事。
これが変われば運動の質が変わります。
イスから立つだけの簡単な動作ですが、その内包するものは、実は、とても、奥深いです。
少年は、やればやる程、動きにキレが増しました。
プロを目指していると言う教え子の息子。
更なる高みを目指して頑張って欲しいです。
イス軸法の練習の後、食事をしながら、プロのメンタリティについて、少年とその父親に、少し話をしました。
自分が知っているサッカー選手は、三浦泰年氏です。
言わずと知れた三浦カズ選手のお兄さんです。
彼は、自分が日本🇯🇵からタイ🇹🇭チェンマイに拠点を移した時のタイでの弟子第二号です。
自分は、教え子の息子に、君はプロになりたいのか、と、聞きました。
彼は、プロになりたい、と言いました。
自分は、どこでプロになりたいのか?と、聞きました。
彼は、ヨーロッパで、と答えました。
自分は、教え子でもあるお父さんに、
「この子は、コーラを飲む?」と聞くと、
「コーラだけでなく、ファンタやいろんな清涼飲料水を飲みます。」と言いました。
自分は、
「ならば、ヨーロッパでプロになるのは諦め。この子のメンタリティでは無理や。」と言って、三浦さんの事を話しました。
三浦ヤスさんの身体のバランスは、非常に悪い。特に膝が悪いので、あらだけバランスの悪い選手は、代表クラスにはいないと思う。
でも、彼は、各年代の時に、日本代表だった。
それは何故か。
3倍努力。
あの身体のバランスで、日本代表になるには、普通の事をしていてはダメ。
こんな話があった。
彼が、叔父さんの指導の元、少年サッカーチームで練習していた時、練習の最後に、ランニングがあった。
グランド10周と言われて、皆んなで走らされた。
最後の一周になった時、叔父さんは、手を抜いている者がいる、と言って、後、5周!と、言った。
そう言われたら、普通ならどうなるか。
誰やねん、ダルいわ、となる。
けど、三浦ヤスさんは、違う。
叔父さんは、最初から、そう言うつもりやったんや、と。
最初から15周走らせるつもりやったんや、と。
だったら、俺たちは、20周走る、と言って20周全力で走った。
これが、彼をプロにした。
練習しろ、と言われている内は、プロではない。
プロは、練習して当然。それ以上の事をするのがプロである。
自分は、少年に聞きました。
君は1日、何時間寝るか?と。
彼は、8時間、と、答えました。
ならば、残りの16時間何をしているか、が、大切や、と。
三浦ヤスさんは、残りの16時間、サッカーの事をしている。もしかしたら、夢の中もサッカーの事をしているかもしれない。
君は、ヨーロッパでプロサッカー選手になりたい、と、言った。
言うのは誰でも出来る。
でも、その為に、君は起きている時間、何をしているのか?
タイでNO,1の選手になりたい、と言ったら、バンコク周辺て終わる。
アジアでNO,1になりたい、と言ったら、タイの代表にはなれる。
世界でNO,1になりたい、と、言ったらヨーロッパで活躍出来る。
それは、何故か、それになる為には、皆んな、それに見合った努力をしているから。
本当になりたい、と思うなら、やらないと。
そんなん言われても、出来ない、と思ったら、それまで。プロに向かないからやめといたらいい。
先ず、出来る、から入る。努力すれば出来る、と信じる。
その為に、起きている間、あらゆる事から学ぶ。
三浦ヤスさんと自分の会話は、彼はサッカーの事しか話をしない。自分は、格闘技の事。
でも、2人は友達だ。
それは、お互いの話から、自分に役に立つ事はないか、と常に得ようとしているから。
彼にとっては、サッカー以外の事は、退屈な話。
つまり、三浦兄弟は、サッカーなのである。
君も、サッカーをするために、全寮制の所に行った。ならば、他の事なんかしなくて良い。サッカーだけやってたら良い。それは、24時間寝ても覚めてもサッカーだけやるんだ。
サッカーの為に、あらゆる事から学ぶ。
サッカーの為に、何を食べるべきか。
サッカーの為に、どのようなトレーニングをすべきか。
サッカーの為に、どう身体のケアをすべきか。
寝るのも、遊ぶのも全てサッカーの為。
サッカーの為に、、、。
勉強もサッカーの為にやるんだ。
イス軸法も同じ。サッカーの為に。
57歳の三浦カズ選手を欲しがるチームがいる。
何故か。
彼は、プロとしてどうあるべきか、を他の選手、特に若手の選手に身を持って示してくれるから。
プロとして、練習の時だけでなく、日常生活全てに於いて、どうあるべきかを示してくれる。
三浦カズや三浦ヤスの2人は、日常全てがサッカー⚽️である。
何度も言う。
練習はさせられている内は、プロではない。
練習はするのは、プロなら当たり前。
その上を行ってこそ、本物のプロや。
プロの世界は普通の世界ではない。ある意味、クレイジーな世界。これくらいで良い、と言っていたら、その程度で終わる。
君は、イス軸法に出会った。これから、君が、これをどうして行くのか、自分は、楽しみにしている。
本当のプロになってくれ、また、会おう、と、
イス軸法による変化。
懐かしの
イス軸法に、興味のある方は、日本🇯🇵国内ならば、認定インストラクターの方にコンタクトして見て下さい。
自分のようにちょっとクレイジーではなく、皆さん優しい方だと思いますので、安心して下さい。
タイ🇹🇭、東南アジアならば、自分の所でも構いません。クレイジーな方も。
追記。三浦泰年さんが、彼のInstagramでこのブログを紹介してくれました。
次は、ブラジルか、アフリカか、またまた、タイか。監督復活を期待して。