試合から一夜明けて。
タイ🇹🇭では、国王陛下の誕生日も含めて6連休らしくて、娘の学校も2日まで休みだと言う。
連休がどうなってるのか、などは、自分は、タイに何年も住んでるはずなのに、よくわからない。
何かチェンマイの車の数が増えたな、と思っていたら連休で他県から遊びに来ている車のせいだった。
又、オームフィットネスムエタイの子供や大人が来なくなったのは、連休で田舎に帰ったりしているようである。
国王陛下の誕生日は、わかったけど、後の休みは何の休みかわからないまま、連休の中の日曜日に家族サービスである。
先日初めて行った、タイのぶっかけ飯の店に娘と会長とで行く。
会長は、何でか知らないが、ご機嫌斜めである。
「何か自分に怒ってる事あるん?」と、前夜の試合で無視した事を怒ってるのか、と気になったが、そうではないようである。
娘は、このぶっかけ飯屋は初めて。
娘は、ここのは美味しい、と言っていた。
自分は、タイのぶっかけ飯に、日本人親子からもらったふりかけを、タイのおかずと共にかけて食べた。
娘にもあげると、これまた、美味しい、と喜んでくれた。
タイ🇹🇭のぶっかけ飯、カオ ラット ゲーンに、
日本🇯🇵のふりかけ、おかか、が、
出会った。
会長のぶっかけ飯。
娘のぶっかけ飯。
それにしても、このぶっかけ飯屋、相変わらずお客さんがひっきりなしに来る。
幹線道路沿いにあって、駐車場が広い、と言うのはあるけど、市内からは離れている。
確かに美味しい。値段の割に美味しい。
安くて美味しい。
でも、それだけではない事が、今日、何となくわかった。
ジムの近くにも、ぶっかけ飯屋があって、野菜が無料だったのでよく行った。
けれど、コロナの時期に、値段は据え置きにして、ご飯とおかずの質を落としてしまい、自分も含めて、客が減ってしまった。
美味しくなかったら、安いだけでは客は来ない。
ただ、今日行った店は、安くて美味いに、プラスアルファーがある、と言う事に気がついた。
それは、注文をした時だった。
若い店員の女の子が、座席番号は?と聞いてからiPadに注文を打ち込んでいたのである。
近所のぶっかけ飯屋は、気さくな親父さんと、おばさんに、山岳少数民族の子達が働いていたけど、ここは、、、。
おそろいのポロシャツにiPad
建物は、豪華と言う感じではなく、お金はかかっていないけど、風通しが良くて清潔感が溢れている。
なるほど、タイの今時の人達の気質は、安くて美味いに、清潔でオシャレが加わるんや。
食後、カフェに行く事に。
自分は、下調べをせずに来たので、その場で、Instagramにchiangmaicafeで検索をかけて、写真から面白そうな場所を探す事に。
しかし、Instagramに載っているカフェは、もう既に行った事のあるカフェばかりだった。
会長が、Facebookでタイ語で書かれた情報からカフェを見つけた。
ここの所、会長推薦のカフェは、アタリとハズレが五分五分である。
自分は、チェンマイ市内の敷地の狭いカフェより、郊外の自然を利用したカフェで、コーヒー☕️の美味しいカフェが好きである。
が、
今日、会長が選んで来たのは、チェンマイ大学の南側で、道も狭く、ゴチャゴチャしたエリアにあるカフェだった。
正直、行きたくねぇ、と思った。
小回りの効くスクーターなら苦にならないけど、大型のピックアップ🛻トラックで、狭くて人通りの多い道を行くのは嫌だ。
しかし、ご機嫌斜めの会長の機嫌をこれ以上悪くするのは、こちらもストレスを溜め込む事になるので、全く期待せずに行く事にした。
それが、、、
ところがどっこい、だったのである。
チェンマイは、今やコンビニの数より遥かにカフェの数が多い。
多分、一生かかっても全てのカフェに行くのは不可能だ。
これだけカフェがあるのに、新しくチェンマイでカフェを作るのは、阿保か、よっぽど金が余ってる奴くらいやで、と、言いながら、会長の推薦のカフェに向かった。
新しいモダンなチェンマイを見た。
カフェの名前は、The Baristro Asian Style。
カフェに入った瞬間に気になったのが、石をふんだんに使った造り。
最近、家の塀に石を積み上げたのが使われているのを見た事があった。
それは、日本🇯🇵の石垣と違い、裾が広がっていないタイプ。
それに良く似た造りである。
ただ、これは、風通しは悪くなるんじゃないか、と自分は思っていた。
確かにこのカフェ、風通しは悪そうで、エアコンの効いた部屋は、お客さんはいっぱいだったが、庭などは、お客さんは少なかった。
ただ、暑い時を除いたら、外の空間の方が人気がありそうである。
今、空間と書いたが、このカフェ自体が、塀で囲まれた空間で、その外の世界とは、全く違う雰囲気を作り出しているのである。
カフェの建物の中に入る。
ここでも、我々を待ち受けているのは、石を用いた空間であった。
何か、日本🇯🇵の城の天守閣の石垣部分の内側にいるような気になった。
ここは、チェンマイやんな。緑の多い街、チェンマイやんな。
でも、その空間は、緑と言うより、灰色の石と木材の茶色なのである。
今までとは違うコンセプトを感じる。
ただ、自分的には、天守閣の石垣部分か、ヨーロッパのワインカーブのような雰囲気は、圧迫感を感じる。
かと言って、エアコンのない場所は暑いし。
会長と娘が、飲み物とスイーツを注文し、それが出来るのを待っている間、カフェの敷地内の探索である。
面白い場所を発見した。
日本の石庭のような場所。
そして、それを眺める事の出来る離れのような部屋。
その部屋にもエアコンが付いているので暑くない。
会長と娘を連れて、移動した。
石庭風と言ったのは、石庭ではなく、あくまで、石庭風の空間だったから。
ちゃんと石庭にしたら映える。
それにしても、ここはどこの国、と言った感じ。
日本の禅寺か、はたまた唐代の中国か。
離れから、石庭風空間を望む。
離れ。天井から光が入るようにした独特の建築。
箱庭なんかな。
石庭風空間と対峙して瞑想?
このカフェ。
結構人気があってお客さんが多い。
そして、お客さんを観察して気づいた。
みんなめかし込んで来て、カフェの至る所で記念写真を撮っていた。
どうやら、それがタイ人のカフェの楽しみ方の一つのようである。
そんな事を考えていたら、会長と娘も写真撮影に自分を放置して出て行った。
安くて美味い生活感のある場所ではなく、安くなくても、清潔感のあるオシャレな非日常的空間が好きな人が増えている。
つまり、生活に余裕のある人がチェンマイに増えた、と言う事だろう。
伝統的なものをイメージしながらも、伝統なんて全くない空間。
その空間に別に嫌味を感じる事はない。
伝統は無くて落ち着いた雰囲気を作り出しているから、この建物を設計した人は大したもんである。
自分達が注文したもの。
自分はアイスラテ、娘はオレンジの入った甘い飲み物、会長は抹茶系の飲み物。
コーヒーも、色んなアレンジした商品があったけれど、どれも甘そうだったので、自分は、甘くないアイスラテにした。
ビックリしたのは、会長の抹茶系飲み物。
抹茶とココナッツジュースのコラボレーション。
そこまでアレンジされたら、、、。
どんな味かは、行ってみてのお楽しみかな。