昨日、5月から高3になる娘が、学校で、ホアナー ホーン リアンに推薦されている、と聞いた。
ホアナー ホーン リアン?
なんじゃそれ、である。
会長が、
「今年は、クラスの会計をやっていて、それも大変やったのに、ホアナー ホーン リアンなんて。みんなやりたくないから押し付けてるに違いない。」と言った。
どうやら、ホアナー ホーン リアンとは、日本🇯🇵で言う所の学級委員長のようである。
日本🇯🇵だと、学級委員・クラス委員は、新学期が始まってから、各クラスで、立候補、推薦、投票などの方法で決められている、と思う。
タイ🇹🇭では、と言うか、娘の学校では、ちょっと違うようである。
タイ🇹🇭は、今、夏休みである。
タイは、日本🇯🇵の四季の進み方とは違う。
冬からいきなり夏になるのである。
3月、4月、5月、6月は夏。特に4月は気温が一番高くなる。
学校は、3月半ばから5月半ばまで、約2か月の休み。
娘の通っている学校は、私立のミッション系の学校で、この夏休み中に、サマーと言う夏期講習が行われている。
このサマー中に、娘は、新年度のクラス委員長に、友達や先生から、やってくれないか、と言われているようなのである。
これを聞いて、自分は、成績がクラスで一番になった、と聞いた時より嬉しかった。
「そんなん、なってもしんどいだけで、何の得もないから、みんななりたくないから、言ってるだけや、先生も成り手がないから言ってるだけや。」と娘の母である会長は言う。
自分は、夏期講習が終わる時間に、会長と一緒に娘を迎えに行って、チェンマイ郊外の日本式カフェに連れて行った。
「好きなもん注文し。それと、昨日、日本🇯🇵に帰った友人から、日本🇯🇵の美味しいお菓子🍘をもらってるから、一緒に食べよう。」と、日本🇯🇵から来た友人がお土産にくれた『博多通りもん』と言うお菓子を出した。
『博多通りもん』は、日本では、有名なお菓子だそうであるが、前日に、自分は初めて食べた。
その美味さに、会長と娘にも味わって欲しい、と思った。
それに、日本のお茶🍵を飲みながら、食べたら余計美味しくなる、と考え、日本式カフェに、二人を連れて行った。
場所は、ネコエモンカフェと言う、チェンマイの郊外、サラピーにある日本庭園のあるカフェである。
自分は、そこで、
「ホアナー ホーン リアン(学級委員長)に推薦されてるんやって。やったらいいやん。」と端的に言った。
娘は、嬉しそうな顔をし、会長の顔が曇る。
会長は、
「あんた、昨日は嫌や、と言ってたやん。」と娘に言った。
自分は、
「ホアナー ホーン リアンになれるのは一人やろ。先生も含めて、皆んながやってくれ、と言ってる事は凄い事やと思うで、皆んなをまとめるのは苦労もあるけど、それが出来たら、将来、マネージャーや社長になれる。勉強が出来ても、それが出来ない人は多い。だから、やらしてもらったらええ。皆んなからやってくれ、と言われる事は大したもんや。」と言った。
出来る、出来ないは別として、先生や他の生徒から信頼されているのを聞き、嬉しく思う自分であった。
彼女が引き受けるかどうかはわからない。
ただ、自分の事さえよければ良い、と言うのではなく、人の為になる人間になって欲しい、と言う自分の願いがある。
『博多通りもん』と桜茶🌸
『博多通りもん』と抹茶