アニキ(私の父)の事は俺が面倒みるから
心配するな
お前とお母さんも俺が見てやるから
心配しなくていい、
そう言って
叔父は私に覆い被さって来た。
叔父を思い切り突き飛ばして
私は逃げるように叔父の家を飛び出した。
まったくどいつもこいつも
私をバカにしやがって!💢💢
その後、
叔父から謝罪の留守電が
何度も何度も届いたけれど
完全に無視した。
それっきり
全てがそれっきり。
それから後、
父はたぶん亡くなったのだと思う
最初に行政から連絡が来た時点で
すでに危ない状態だったらしいから。
父方のお墓に行ってみれば分かるはず
お墓に父の名前があるだろうから
でも一度も確かめに行っていない。
父もその兄弟たちも皆
おかしなヤツばかり。
そんな血を私も半分引き継いでいる。
私は親を見殺しにした冷たい娘だ。
でもあの父親の子どもなんだから
そんなもんなんだろう、と思っている。
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『デリヘル嬢ですがなにか?』