父の行方がわからなくなり、
もう父親の事などすっかり忘れていた頃
ある日、ある地域の社会福祉事務所←名称忘れた
から封書が届いた。
よーするに、
あなたのお父様が具合が悪く、
身寄りもなく、
行政でお世話しております、と
え？
父には兄弟もいるし
再婚した女との間に子供もいる筈だし
何で今さら私なんだよ
その頃は私も
離婚してヒステリックになってる母をかかえて
家と仕事で目一杯で、
精神的にも全く余裕が無かったから。
そして届いた封書に
回答を書いた。
私は子供の頃に
父に性的ないたずらをされて
傷付いて生きて来ました
現在私は自分と母の生活だけで目一杯だし
父と再び関わりを持つつもりもありません
どうか行政で面倒をみて頂きたい
そんな内容の事を回答した。
自分ながらになんて冷たくて酷い人間なんだ、
と思ったけど。
もうこれ以上のものを背負うのは
私には精神的に無理だ。
その後、行政からの連絡は途絶えた。
たぶん父方の親戚の誰かが
父の事を引き受けたのだろうと思った。
なんて酷い娘なんだ、
と、どう非難されてたとしても
私には返す言葉もない😢
行政からの封書に
父のすぐ下の弟が私の連絡先を知りたがっている
との旨が書いてあり、
その叔父の連絡先が書いてあった。
とりあえず叔父に連絡を入れて
確かめてみようと思ったのが間違いだった。
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『デリヘル嬢ですがなにか？』
