ついに指輪を・・・
前回からの続きになりますが・・・
彼女を部屋に連れて行き、ポケットから指輪の入った小箱を取り出しました。
「ずいぶん待たせたけど・・・」
僕は何度もシュミレーションと練習を重ねた科白と所作で小箱を開けました。
彼女は消え入るような小さな声で
「・・・・やばい、泣きそう・・・・・」
大成功です!!
僕の人生でこれほどロマンチックな瞬間がかつてあったでしょうか!?
ここで僕の台本では彼女をギュッと抱き寄せ、愛の言葉をささやくと書いてありました。
しかし、かつてこのようなロマンチックな状況を経験したことのない僕は
自ら演出したこの雰囲気に耐えられなくなり、
「いや、そんなんいいから早くサイズ合ってるか確認して!
合ってなかったらお店で取り替えてもらうから!
はめるとき汚すなよ!取り替えてもらうんだから!
早くしろ!この野郎!」
・・・僕は阿呆なのでしょうか?
自分の器のあまりの小ささにショックを受け、
この後のことはあまり覚えていません。
翌朝、彼女からメールが入っていました。
それは彼女が婚約指輪をついにもらったことを自分の友達にメールしようとして間違えて僕に送ってきたものでした。
その内容はまた後日、お知らせします。