運動効果を高めた歩きで、ランニングに近づく!
歩行が身体に良いとされる理由は、単なる有酸素運動だからではありません。解剖学的・運動学的に見ると、歩行は全身の筋肉・関節・神経を協調的に働かせる「統合運動」です。
筋肉や腱、関節、足裏には「メカノレセプター(機械受容器)」と呼ばれる感覚センサーが多く存在しています。
歩行によってこれらが繰り返し刺激されることで、身体の位置感覚やバランス機能が活性化され、脳へ大量の感覚入力が送られます。
特に足裏、とくに母趾(親指)周囲には感覚受容器が多く、地面をしっかり踏み込み、親指で蹴り出す動作は重要です。
これらの感覚刺激は、脳幹にある「脳幹網様体賦活系(RAS)」にも影響すると考えられており、覚醒レベルや集中力の向上に関与します。
歩行によって脳が適度な覚醒状態に入り、注意力や思考の明瞭さが高まることは、多くの研究でも示されています。
さらに歩行は、股関節・骨盤・体幹の連動を促し、姿勢保持筋を自然に活性化します。血流促進、自律神経の調整、呼吸機能の改善にもつながるため、身体だけでなく脳や精神面にも良い影響を与える全身運動といえます。
「ただ歩く」のではなく、“足裏で感じ、親指でしっかり蹴り出して歩く”ことが、身体と脳を効率よく目覚めさせるポイントでもあります。歩くときは少し意識してみましょう。![]()
【おすすめの歩き方「インターバル速歩」】
これは、“ややきつい速歩”と“普通歩行”を交互に繰り返す歩行方法で、近年は健康維持や体力向上の分野でも注目されています。
速歩では心拍数が適度に上がり、下半身や体幹の筋活動が増加します。一方で、ゆっくり歩きを挟むことで負担を分散できるため、継続しやすいのが特徴です。研究では、通常歩行のみと比較して、持久力・筋力・血圧・血糖コントロールの改善に有効とされています。
また、速歩時には足裏への刺激や股関節の伸展、腕振りも大きくなり、メカノレセプターへの入力や脳幹網様体への刺激も増えやすくなります。その結果、集中力や覚醒レベルの向上、自律神経の活性化も期待できます。
方法はシンプルで、
「3分間の速歩」と「3分間の普通歩行」を交互に繰り返すだけ。
まずは15〜30分程度から始めるのがおすすめです。
ポイントは、“少し息が弾むけれど会話はできる程度”の速さで歩くこと。さらに、足の親指でしっかり地面を蹴り出す意識を持つことで、身体と脳への刺激をより高めることができます。
そして、運動を始めると腰や膝の痛みが気になる事もありますよね。
そんな時こそ身体のは専門家に頼りましょう☆
体を整えて、継続して行えるようにケアをしながら
無理せずに継続して取り組んでいきましょう!
参考資料:Tarzan912 10/23 2025号
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