腸骨稜と肩甲骨を中心とした施術
側臥位で上側の下肢(右半身をベッドにつけていれば左脚)を牽引
体幹の前後にある緊張を確認
前が緊張していれば腸骨稜の大腿筋膜張筋 外腹斜筋の付着部に持続圧
後ろが緊張していれば腸骨稜の腰方形筋 脊柱起立筋の付着部に持続圧
上側の腕を回すことで肩甲骨にかかる緊張を解消
僧帽筋 菱形筋 前鋸筋 肩甲挙筋が対象
必要に応じて小胸筋 斜角筋 広背筋 胸鎖乳突筋などもアプローチ
ほとんどのバレエダンサーが疲労しているので、緊張を解消することで動きが大きくしなやかになる。
あるダンサーで、上記のアプローチ後に臀部が気になったケースあり。
パッセやアラベスクであげた脚側の臀部が、「もっとこう(外側にのびる感覚)動いてほしいです」「反対側は(実演)こう自然な感じなんですけど、いつもこうなってしまって…」というリクエスト。
文字で表現は難しいのですが、大腿部後面が邪魔をしている印象でした。
できない動きから推測して、内側ハムストリングに筋膜リリース。
膝関節の少し体幹よりにあった緊張を解消。
パッセやアラベスクの動きが改善しました。