20代に一緒の職場だった友人が来院。
12年ぶりに顔を合わせます。
主訴は左肩関節痛。
1年ほど前から痛みだし、今も腕を動かすと痛みが走る状態。
まずは立位で腕の可動域を確認。
前方から頭上の動きは145度(頭より少し上)位。
横から頭上の動きは90度(水平)より少し下。
後方は20度位。
それぞれ痛みを伴い、それ以上は動かせなくなります。
姿勢分析から治療ポイントに選んだのは「右腰方形筋」
この緊張が骨盤をねじり、そのバランスをとるために左肩関節に負担がかかっています。
右肩を上にした側臥位で右腰方形筋に筋膜リリース。
立って腕を動かすと前方から頭上の動きは160度。 あと一息で真上まで動かせるようになりました。
横からや後方の動きも可動域が拡大。
その他は患部のローテーターカフを中心に、全身のバランスを調整。
慢性的な痛みを治療するときは、患部に負担をかけている姿勢にアプローチをすることがポイント。
これを省くと患部にアプローチをしても緊張が解消しなかったり、一時的に楽になっても短期間で症状が戻ります。