さて先日仕事終わりに打ち合わせも兼ねてパートナーと夕食にでかけました。
そこはすごくメニューも豊富で味も美味しい小さな日本風居酒屋さん。いつも賑わっていて、芸能人&著名人をよく発見するスポットでもあります。
多分このお店がいいのは単純にアメリカやから日本の有名人でも知らん客が多いのと、あとそういう人々を見慣れた業界の人も多いので、全く騒ぎなどおきることなどなく彼らも気楽に飲んでられるという感じなんでしょう。
さてこの日も小さなテーブルに通されると、今回は斜め向こうにかの吉田栄作氏チームが。
やっぱり白系のTシャツとジーパンというおきまりの姿で決めた彼も、周りに気を使うことなく楽しそうに友人達と飲んでおりました。
まあ別に吉田栄作氏のファンでもなんでもない私も気にかけるでもなく翌日の打ち合わせをしつつご飯をつついておりました。
そして数分後にカバンからファイルを取り出しつつフッと横向いた瞬間、
なんとそこには吉井和哉氏が!!!
なぜか思わず吉田氏の方を見直して、もういっかい横向いて、それが幻覚でないことを確認!
オーマイガッド、突然の出来事に心臓が思わず口から出そうになるのをビールで流し込み、今自分の横であの吉井和哉氏が飲んでる!という事実をなんとか左脳でプロセス。
「血がつながってる」とは思いつつも実際に横におったら「よぉ兄弟!」とはなかなか言えないのが人情というもんで、突然そわそわしただした私を尻目に打ち合わせを続けるパートナー(彼はアメリカ人なので吉井和哉のヨもしらない)の言葉は右から左へ。
奥サンに電話して呼ぼか、でも赤ちゃんカゼひいて寝とるからこられへんし、挨拶しょーか、でも折角気楽に飲んではんのにいらんことしてもう出よか、てなったら悪いし、ちゃんと仕事の話もせなアカンし、でもそもそも今もう話聞けてへんし、、、
そんなぐるぐる回る頭を冷やしてくれたのは隣の吉田氏。皆の分の会計を払った彼は、隣のテーブルの吉井氏に挨拶するでもなくすたすた出て行くではないですか!挨拶に厳しい芸能界(多分)、おそらくお互いカオぐらいは知ってるやろうから軽い挨拶くらいするやろう、と予測していた私を裏切る彼の行動は、
「今はプライベートだから。」
とかのさわやかな笑みで言わんかのごとく(全く言ってませんが)、颯爽としたものでした。
そうだ、そうだ、彼は仕事終わりのプライベート食事中(多分)、そんな一時を邪魔してはいかん、ということで立ち直った私は
「え~とそれで***はどうするんでしたっけ?」と
無事仕事モードに戻り、「今その話したばっかりやんけ!」と憤るパートナーを尻目にあの吉井氏の横で仕事ができる喜びをかみしめたのでした。
しかし食事後家に帰って奥サンに報告するや吉井氏命である彼女の逆鱗に触れ、わざわざ同じくファンの自分の姉にまで電話されて「なんで何もせんかったん~!」と説教され、鼻水を垂らして寝る息子を見ては
「サインもらっといたら最高の誕生日プレゼントやったな~」
と後悔の念が。。。
すまんみんな。すまんかった。
またいつか別のカタチで会える日がくるよ(多分)。
そこはすごくメニューも豊富で味も美味しい小さな日本風居酒屋さん。いつも賑わっていて、芸能人&著名人をよく発見するスポットでもあります。
多分このお店がいいのは単純にアメリカやから日本の有名人でも知らん客が多いのと、あとそういう人々を見慣れた業界の人も多いので、全く騒ぎなどおきることなどなく彼らも気楽に飲んでられるという感じなんでしょう。
さてこの日も小さなテーブルに通されると、今回は斜め向こうにかの吉田栄作氏チームが。
やっぱり白系のTシャツとジーパンというおきまりの姿で決めた彼も、周りに気を使うことなく楽しそうに友人達と飲んでおりました。
まあ別に吉田栄作氏のファンでもなんでもない私も気にかけるでもなく翌日の打ち合わせをしつつご飯をつついておりました。
そして数分後にカバンからファイルを取り出しつつフッと横向いた瞬間、
なんとそこには吉井和哉氏が!!!
なぜか思わず吉田氏の方を見直して、もういっかい横向いて、それが幻覚でないことを確認!
オーマイガッド、突然の出来事に心臓が思わず口から出そうになるのをビールで流し込み、今自分の横であの吉井和哉氏が飲んでる!という事実をなんとか左脳でプロセス。
「血がつながってる」とは思いつつも実際に横におったら「よぉ兄弟!」とはなかなか言えないのが人情というもんで、突然そわそわしただした私を尻目に打ち合わせを続けるパートナー(彼はアメリカ人なので吉井和哉のヨもしらない)の言葉は右から左へ。
奥サンに電話して呼ぼか、でも赤ちゃんカゼひいて寝とるからこられへんし、挨拶しょーか、でも折角気楽に飲んではんのにいらんことしてもう出よか、てなったら悪いし、ちゃんと仕事の話もせなアカンし、でもそもそも今もう話聞けてへんし、、、
そんなぐるぐる回る頭を冷やしてくれたのは隣の吉田氏。皆の分の会計を払った彼は、隣のテーブルの吉井氏に挨拶するでもなくすたすた出て行くではないですか!挨拶に厳しい芸能界(多分)、おそらくお互いカオぐらいは知ってるやろうから軽い挨拶くらいするやろう、と予測していた私を裏切る彼の行動は、
「今はプライベートだから。」
とかのさわやかな笑みで言わんかのごとく(全く言ってませんが)、颯爽としたものでした。
そうだ、そうだ、彼は仕事終わりのプライベート食事中(多分)、そんな一時を邪魔してはいかん、ということで立ち直った私は
「え~とそれで***はどうするんでしたっけ?」と
無事仕事モードに戻り、「今その話したばっかりやんけ!」と憤るパートナーを尻目にあの吉井氏の横で仕事ができる喜びをかみしめたのでした。
しかし食事後家に帰って奥サンに報告するや吉井氏命である彼女の逆鱗に触れ、わざわざ同じくファンの自分の姉にまで電話されて「なんで何もせんかったん~!」と説教され、鼻水を垂らして寝る息子を見ては
「サインもらっといたら最高の誕生日プレゼントやったな~」
と後悔の念が。。。
すまんみんな。すまんかった。
またいつか別のカタチで会える日がくるよ(多分)。
最近あるプロジェクトを立ち上げるにあたり「その分野に詳しい」弁護士を探し中です。
アメリカは契約社会といわれますが、特にプロジェクト毎にフリーランスの人々が集まってビジネスが立ち上がり、終われば解散するという仕組みのこのエンターテインメント業界は、ほぼ何をするにも弁護士が必要といっても過言ではありません。
ただ弁護士と一言でいってもホシの数程の専門分野があり、我々がお世話になることが多い俗にエンターテインメント弁護士と呼ばれる方々の中にも、制作段階の契約に強い方、完成した作品の売買交渉に強い方、または日本語ができることが強みの方等色んなタイプの方々がいる上、個々人の習熟度合いもまちまち(そこが料金に反映されてる場合が多い)です。
最近はネットで調べれば様々なルールや実際のケース等多くの情報が手に入るので、ちゃんとリサーチすれば基本的なことは自分で勉強できるのですが、やっぱり忙しい(気がする)、面倒くさい、難しそう、といったメンタルブロックがかかってもう最初から全部弁護士に聞いた方が早い、となる人が多いようです。というか私もそうでした。
しかしウチの会社のパートナーは非常に優秀で細かい、かつ「マニュアルちゃんと読んで勉強する」のが非常に上手な人なので、彼の影響で我が社にはちゃんと自分で調べた上で色んな人の意見を聞く、聞いてさらに調べる、という文化ができつつあります。これは非常に良いことで、私もだんだんそんな当たり前のことをちゃんとすることがいかに大事か、いうことが身に染みて分かりだしました。
というのはまずこれは普通の仕事でもそうですが、やはり弁護士の中にも「かなりイケイケ派」と「かなり慎重派」がいたりします。まあこれは両方の意見を自分たちのフィルターでふるいにかければいいのですが、非常に困るというかキケンなのは「はっきり知らんことも思いっきり言い切る派」です。
まあこれだけ専門領域に幅がでると、いくらプロの弁護士といえどもその多くをしっかりカバーするのも至難のワザですし、同時に彼らも「それはちょっと分かりませんね」というのも気が引けるんでしょう。弁護士やし。
でもそうするともし自分で何も調べないでその人の意見だけを聞いて「弁護士さんが言うてはることやから」という態度で受け入れてしまうと、それが間違いだった時とんでもないことになる恐れがある訳です。
面白いのは、自分でちゃんと調べて色んな方にお会いしていると、実は「あ、この人(今自分達がやろうとしている特定の分野について)すげ~ようわかってはる」という方は何人かにひとりの場合が多いことです(今のネットのチカラは偉大です)。
またその「何人かにひとり」達の中から自分たちが一緒にやりたいと思う、一緒になって戦ってくれそうだと思える人はまたその中でひとりくらいに絞られてきます。
そんなことをしてると中々本当に良い人と巡り会うのには時間がかかりますが、キーパーソンなのでプロジェクト毎に大事にやりたいと思うんです。
とエラそうなことを述べつつ、
そんな弁護士の方々とのやりとりを通して我が身を振り返った時、自分達がお客様(仕事上のクライアント、そして観客の皆様もひっくるめて)にとって「何人かにひとりのうちのひとり」であれるように日々精進していきたいと強く思う今日この頃です。
アメリカは契約社会といわれますが、特にプロジェクト毎にフリーランスの人々が集まってビジネスが立ち上がり、終われば解散するという仕組みのこのエンターテインメント業界は、ほぼ何をするにも弁護士が必要といっても過言ではありません。
ただ弁護士と一言でいってもホシの数程の専門分野があり、我々がお世話になることが多い俗にエンターテインメント弁護士と呼ばれる方々の中にも、制作段階の契約に強い方、完成した作品の売買交渉に強い方、または日本語ができることが強みの方等色んなタイプの方々がいる上、個々人の習熟度合いもまちまち(そこが料金に反映されてる場合が多い)です。
最近はネットで調べれば様々なルールや実際のケース等多くの情報が手に入るので、ちゃんとリサーチすれば基本的なことは自分で勉強できるのですが、やっぱり忙しい(気がする)、面倒くさい、難しそう、といったメンタルブロックがかかってもう最初から全部弁護士に聞いた方が早い、となる人が多いようです。というか私もそうでした。
しかしウチの会社のパートナーは非常に優秀で細かい、かつ「マニュアルちゃんと読んで勉強する」のが非常に上手な人なので、彼の影響で我が社にはちゃんと自分で調べた上で色んな人の意見を聞く、聞いてさらに調べる、という文化ができつつあります。これは非常に良いことで、私もだんだんそんな当たり前のことをちゃんとすることがいかに大事か、いうことが身に染みて分かりだしました。
というのはまずこれは普通の仕事でもそうですが、やはり弁護士の中にも「かなりイケイケ派」と「かなり慎重派」がいたりします。まあこれは両方の意見を自分たちのフィルターでふるいにかければいいのですが、非常に困るというかキケンなのは「はっきり知らんことも思いっきり言い切る派」です。
まあこれだけ専門領域に幅がでると、いくらプロの弁護士といえどもその多くをしっかりカバーするのも至難のワザですし、同時に彼らも「それはちょっと分かりませんね」というのも気が引けるんでしょう。弁護士やし。
でもそうするともし自分で何も調べないでその人の意見だけを聞いて「弁護士さんが言うてはることやから」という態度で受け入れてしまうと、それが間違いだった時とんでもないことになる恐れがある訳です。
面白いのは、自分でちゃんと調べて色んな方にお会いしていると、実は「あ、この人(今自分達がやろうとしている特定の分野について)すげ~ようわかってはる」という方は何人かにひとりの場合が多いことです(今のネットのチカラは偉大です)。
またその「何人かにひとり」達の中から自分たちが一緒にやりたいと思う、一緒になって戦ってくれそうだと思える人はまたその中でひとりくらいに絞られてきます。
そんなことをしてると中々本当に良い人と巡り会うのには時間がかかりますが、キーパーソンなのでプロジェクト毎に大事にやりたいと思うんです。
とエラそうなことを述べつつ、
そんな弁護士の方々とのやりとりを通して我が身を振り返った時、自分達がお客様(仕事上のクライアント、そして観客の皆様もひっくるめて)にとって「何人かにひとりのうちのひとり」であれるように日々精進していきたいと強く思う今日この頃です。
早いもんでAFIを卒業してから1年が経ったようで、昨日私のひとつ下の学年の卒業式がありました。
昨年のジョージ・ルーカス氏登場に続いて、今年は名誉学位を取得したソニーのCEOハワード・ストリンガー氏が友人のショーン・コネリー氏をサプライズ登場させるなど、すごく和やかな良い式だったようです。残念ながら私は仕事で行けませんでしたが、ストリンガー氏は元CBSのジャーナリストということもありメディアの存在意義に関するすばらしいスピーチをされたそうです。聞きたかったな~。
そして毎年卒業式の中で、その前の学年の監督コースから卒業制作を基準に1人だけ選ばれるFranklin J. Schaffner Fellow Award (フランクリン・シャフナー氏は「猿の惑星」等の今は亡き有名監督) という賞が発表されるのですが、それに私の2本目の卒業制作を監督したマヘイシュが選ばれました。
マヘイシュは見事賞金1万ドル (約120万円) と来年のサンダンス映画祭のフリーパスチケット(航空券&ホテル付き)をゲット!
そらだいぶめでたいやん、ということで早速「なか なか ない」という名の焼酎を購入して韓国焼き肉屋で友人数名と祝杯をあげました。
おばちゃんがちょこちょこやってきてはちゃんと肉をひっくり返してくれる親切な店なんですが、眠くてブーブーいう陵太をだっこして3分くらい店内をブラブラしてきてくれたりする特別サービス付きでした。
なんにしてもよかったよかった。
マヘイシュの今後にとっても非常にプラスになるであろう良いものをもらえて感謝です。
昨年のジョージ・ルーカス氏登場に続いて、今年は名誉学位を取得したソニーのCEOハワード・ストリンガー氏が友人のショーン・コネリー氏をサプライズ登場させるなど、すごく和やかな良い式だったようです。残念ながら私は仕事で行けませんでしたが、ストリンガー氏は元CBSのジャーナリストということもありメディアの存在意義に関するすばらしいスピーチをされたそうです。聞きたかったな~。
そして毎年卒業式の中で、その前の学年の監督コースから卒業制作を基準に1人だけ選ばれるFranklin J. Schaffner Fellow Award (フランクリン・シャフナー氏は「猿の惑星」等の今は亡き有名監督) という賞が発表されるのですが、それに私の2本目の卒業制作を監督したマヘイシュが選ばれました。
マヘイシュは見事賞金1万ドル (約120万円) と来年のサンダンス映画祭のフリーパスチケット(航空券&ホテル付き)をゲット!
そらだいぶめでたいやん、ということで早速「なか なか ない」という名の焼酎を購入して韓国焼き肉屋で友人数名と祝杯をあげました。
おばちゃんがちょこちょこやってきてはちゃんと肉をひっくり返してくれる親切な店なんですが、眠くてブーブーいう陵太をだっこして3分くらい店内をブラブラしてきてくれたりする特別サービス付きでした。
なんにしてもよかったよかった。
マヘイシュの今後にとっても非常にプラスになるであろう良いものをもらえて感謝です。
最近色々な脚本家やフィルムメイカー達と映画祭やら紹介やらを通じて話をする機会が多くなってきて、自然と自分な好きな映画に関する会話をもつことが増えました。
特に初対面か会って2回目くらいの人とそんな話をする確立が高いのは、もちろん仕事柄共通の話題で会話が盛り上がる可能性が高いのと、あとどんな映画が好きかである程度その人のテイストというか人格も含めた大枠をとらえられる、というのもあるからでしょうか。
そんなこんなで最近は「ここ数年で良かった映画何?」という瞬時には答えにくい困った質問をよくされる(自分もするけど)ので、就職面接の定番回答よろしくある程度答えを用意しています。
まずは
「トゥモローワールド (原題: CHILDREN OF MEN)」
物語のコンセプトも素晴らしい(ていうか私好み)ですが、映画造りのまさに「匠」的な部分においては間違いなくここ最近のベリーベストです。
ちなみにこの監督は私が昔恵比寿ガーデンプレイスシネマで観て衝撃を受けた「天国の口、終わりの楽園」という名作を作ったメキシコ人監督で、映画の内容とともに今の私の中の「ナイスな邦題ナンバー1映画」として輝いております。その後ハリーポッターシリーズの1本なんかも監督してます。
そしてお次は
「ナイロビの蜂 (原題: CONSTANT GARDENER) 」
これもうなるような演歌的邦題ですが、作品の内容は特上です。
ケニアとロンドンを舞台にした私好みの社会派ドラマなんですが、そのベースの上に描かれてるラブストーリーがすばらしい。切ない。そして役者の捉え方、追い方がこれまたすばらしい。時間軸の構築がすばらしい。
この作品をきっかけにハリウッドを中心としたケニア撮影ブームが巻き起こり、今ケニアの映像産業は盛り上がりまくっているようです。私の友人も昨年ケニアに映画撮影行きましたが他に4本くらいアメリカ映画の撮影が行われていたそうで、もともと少ない人材の確保競争がすごかったそうです。
それはさておきこの作品の監督は日本でも数年前かなり話題になった「シティ オブ ゴッド」というブラジル映画(これをライフタイムベストに挙げる人もたくさんいます)の監督で、この「ナイロビの蜂」がハリウッド進出第一作目でした。
そしてもう一本、
「誰も知らない (米題: NOBODY KNOWS) 」
何年か前にクエンティン タランティーノがカンヌ映画祭の審査委員長をした時に「ユーヤー、ヤギラー!」と叫んでる映像がニュースでたくさん流れてましたが、カンヌ史上最年少のベストアクターを取った是枝監督の作品です。
アメリカでももちろんこの映画は上映されていて、こちらでも私を含め観た人の多くは大絶賛のこの映画。最初に書いたようにまだあまり親しくない人と「好きな映画」について話す時、この映画を観てるかどうかは結構キーです。
上の2本はほとんどみんな観てるのでまず会話の糸口と、大きなところでの映画の好みについて推し量るのに良いのですが、この映画を観ていてとても好きだ、という人とはまた飲みに行こう、という話にほぼ確実になります。
この監督は元々TVのドキュメンタリーなんかをやっていた方だというのもあると思うのですが、キャラクターとの距離、そして彼らへの視線が本当に絶妙です。カメラマンも長年コンビを組んでいる方ですが、もう本当に「そこにカメラなんてない」と思うくらいリアルです。めちゃめちゃ「強い」ドラマです。
あと面白いのは一年のうち季節毎に何度か撮影しているので、物語の中で主人公の子供達が本当に(物理的に)育っていく、というアプローチもすばらしい。秀逸な作品です。
ちなみにこの作品をダウンタウンの映画館で観た後、一緒に見に行ったいつも一緒にやってる監督と飲みに行って「もう映画作ろうなんて思うのはやめようか」といいながら酔っぱらったくらい(でもまだ全然やってる)、衝撃的な作品でした。
という3本を挙げれば大体自分とテイストが共鳴するかは見えてくる、という「ここ数年の数本」でした。
ラッキーなことに今のところ非常に共鳴する人、あるいは大枠で共鳴してあとは違う味付けを持ってこれる人、という人と一緒にやれているので、この輪をどんどん広げて、深めていきたいと思っています。
今年もカンヌ映画祭が始まりました。オープニングを飾ったウォン カーウェイ監督の初英語作品を今から非常に楽しみにしてます。私もさ来年には作品をひっさげて参加したいと思います。
特に初対面か会って2回目くらいの人とそんな話をする確立が高いのは、もちろん仕事柄共通の話題で会話が盛り上がる可能性が高いのと、あとどんな映画が好きかである程度その人のテイストというか人格も含めた大枠をとらえられる、というのもあるからでしょうか。
そんなこんなで最近は「ここ数年で良かった映画何?」という瞬時には答えにくい困った質問をよくされる(自分もするけど)ので、就職面接の定番回答よろしくある程度答えを用意しています。
まずは
「トゥモローワールド (原題: CHILDREN OF MEN)」
- ポニーキャニオン
- トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション
物語のコンセプトも素晴らしい(ていうか私好み)ですが、映画造りのまさに「匠」的な部分においては間違いなくここ最近のベリーベストです。
ちなみにこの監督は私が昔恵比寿ガーデンプレイスシネマで観て衝撃を受けた「天国の口、終わりの楽園」という名作を作ったメキシコ人監督で、映画の内容とともに今の私の中の「ナイスな邦題ナンバー1映画」として輝いております。その後ハリーポッターシリーズの1本なんかも監督してます。
- ナド・エンタテイメント
- 天国の口、終りの楽園。
そしてお次は
「ナイロビの蜂 (原題: CONSTANT GARDENER) 」
- 日活
- ナイロビの蜂
これもうなるような演歌的邦題ですが、作品の内容は特上です。
ケニアとロンドンを舞台にした私好みの社会派ドラマなんですが、そのベースの上に描かれてるラブストーリーがすばらしい。切ない。そして役者の捉え方、追い方がこれまたすばらしい。時間軸の構築がすばらしい。
この作品をきっかけにハリウッドを中心としたケニア撮影ブームが巻き起こり、今ケニアの映像産業は盛り上がりまくっているようです。私の友人も昨年ケニアに映画撮影行きましたが他に4本くらいアメリカ映画の撮影が行われていたそうで、もともと少ない人材の確保競争がすごかったそうです。
それはさておきこの作品の監督は日本でも数年前かなり話題になった「シティ オブ ゴッド」というブラジル映画(これをライフタイムベストに挙げる人もたくさんいます)の監督で、この「ナイロビの蜂」がハリウッド進出第一作目でした。
そしてもう一本、
「誰も知らない (米題: NOBODY KNOWS) 」
- バンダイビジュアル
- 誰も知らない
何年か前にクエンティン タランティーノがカンヌ映画祭の審査委員長をした時に「ユーヤー、ヤギラー!」と叫んでる映像がニュースでたくさん流れてましたが、カンヌ史上最年少のベストアクターを取った是枝監督の作品です。
アメリカでももちろんこの映画は上映されていて、こちらでも私を含め観た人の多くは大絶賛のこの映画。最初に書いたようにまだあまり親しくない人と「好きな映画」について話す時、この映画を観てるかどうかは結構キーです。
上の2本はほとんどみんな観てるのでまず会話の糸口と、大きなところでの映画の好みについて推し量るのに良いのですが、この映画を観ていてとても好きだ、という人とはまた飲みに行こう、という話にほぼ確実になります。
この監督は元々TVのドキュメンタリーなんかをやっていた方だというのもあると思うのですが、キャラクターとの距離、そして彼らへの視線が本当に絶妙です。カメラマンも長年コンビを組んでいる方ですが、もう本当に「そこにカメラなんてない」と思うくらいリアルです。めちゃめちゃ「強い」ドラマです。
あと面白いのは一年のうち季節毎に何度か撮影しているので、物語の中で主人公の子供達が本当に(物理的に)育っていく、というアプローチもすばらしい。秀逸な作品です。
ちなみにこの作品をダウンタウンの映画館で観た後、一緒に見に行ったいつも一緒にやってる監督と飲みに行って「もう映画作ろうなんて思うのはやめようか」といいながら酔っぱらったくらい(でもまだ全然やってる)、衝撃的な作品でした。
という3本を挙げれば大体自分とテイストが共鳴するかは見えてくる、という「ここ数年の数本」でした。
ラッキーなことに今のところ非常に共鳴する人、あるいは大枠で共鳴してあとは違う味付けを持ってこれる人、という人と一緒にやれているので、この輪をどんどん広げて、深めていきたいと思っています。
今年もカンヌ映画祭が始まりました。オープニングを飾ったウォン カーウェイ監督の初英語作品を今から非常に楽しみにしてます。私もさ来年には作品をひっさげて参加したいと思います。
アメリカは日本から半日ちょい遅れて今日が母の日でした。
今回は奥サンが母になって初めての母の日だったので、息子からママに初めての花を贈ってもらいました。
いつもどうもありがとう。父子共々まだまだですがこれからもどうぞよろしくお願いします。
家族が増えて周りに「母」が増えて、その分日々の感謝も大きくなって、なんだか色々嬉しくなって母の日なのになぜか父がたくさん飲んでしまいました。。。
父はまだまだですがこれからもよろしくお願いします。
今回は奥サンが母になって初めての母の日だったので、息子からママに初めての花を贈ってもらいました。
いつもどうもありがとう。父子共々まだまだですがこれからもどうぞよろしくお願いします。
家族が増えて周りに「母」が増えて、その分日々の感謝も大きくなって、なんだか色々嬉しくなって母の日なのになぜか父がたくさん飲んでしまいました。。。
父はまだまだですがこれからもよろしくお願いします。
卒業制作2本目の“流通用”DVD1000枚がやっとできました。
AFIの卒業制作は、諸々の理由によりその著作権というか"流通してお金を手に入れる権利"はAFIが保持するので勝手に放映権を売ったり入場料をとる上映会をしたりすることはできないのですが、映画祭に出品する権利とDVDをお金をとらずに人に渡す(関係者に感謝の意を込めて記念に渡したり、業界の人々に「自分の作品なのでみてください」というようなカタチで渡す)のはOKとされています。
ということで1作目、2作目とも1000枚ずつDVDを作って色々と配ったりしてる訳ですが(1本目の"REDEMPTION MADDIE"DVDは好評につき随分残りが少なくなってきました)、おそらくAFIの長い歴史上初めて、私の卒業作品2本のDVDには両方とも「日本語字幕をつける」というオプションがあります。
まずはウチの両親というか家族が字幕がないと分からんという単純な理由からつけることに決めたんですが、普段何気なく観ている字幕でも実は色んなルールがあって(1秒に何文字とか1カットにつき何文字以内とか)、適当にやるとどうしても素人ぽくみえてしまうし映画が観にくくなります。
ほんだらやっぱりやるんやったらちゃんとやらねばというキモチがでてくるもんで、会社員時代の同期で洋画や洋物TV番組に日本語字幕をつける仕事をしている後藤さん(東大卒)に無理矢理やってもらいました(タダで)。今や二児の母&フリーの字幕制作者として多忙な中、2作とも快く引き受けてくれた後藤さんどうもありがとう。
しかしやってみて思ったのは本当に字幕というのはおもしろいもんで、どうしてもその
字幕ルールにおける日本語の字数制限 vs 英語で実際に役者がしゃべってる情報量
のせめぎあいで極端な意訳にならざるをえない部分が意外に多いので、字幕のついた映画を観る時って本当に翻訳者のフィルター(物事に対する見方とか言葉の使い方とか)を通じて映画を受け取ってるんやな~と、非常にあたりまえのことにいたく感じ入った経験でした。
「いつもは一旦投げたら大体それで終わり」といってた(プロの)後藤さんは、(アマの)私のしつこい&細かいニュアンス調整に根気よく、そして嫌なカオひとつせず(いやしてたんかもしれんけどメールにはそれをだしてませんでした)つきあってくれて、両作とも非常に良い字幕がついたと感謝しています。
もうすぐ家族を始め日本の皆様にも届きますのでぜひ彼女の字幕を意識しつつ観ていただければと思います。
AFIの卒業制作は、諸々の理由によりその著作権というか"流通してお金を手に入れる権利"はAFIが保持するので勝手に放映権を売ったり入場料をとる上映会をしたりすることはできないのですが、映画祭に出品する権利とDVDをお金をとらずに人に渡す(関係者に感謝の意を込めて記念に渡したり、業界の人々に「自分の作品なのでみてください」というようなカタチで渡す)のはOKとされています。
ということで1作目、2作目とも1000枚ずつDVDを作って色々と配ったりしてる訳ですが(1本目の"REDEMPTION MADDIE"DVDは好評につき随分残りが少なくなってきました)、おそらくAFIの長い歴史上初めて、私の卒業作品2本のDVDには両方とも「日本語字幕をつける」というオプションがあります。
まずはウチの両親というか家族が字幕がないと分からんという単純な理由からつけることに決めたんですが、普段何気なく観ている字幕でも実は色んなルールがあって(1秒に何文字とか1カットにつき何文字以内とか)、適当にやるとどうしても素人ぽくみえてしまうし映画が観にくくなります。
ほんだらやっぱりやるんやったらちゃんとやらねばというキモチがでてくるもんで、会社員時代の同期で洋画や洋物TV番組に日本語字幕をつける仕事をしている後藤さん(東大卒)に無理矢理やってもらいました(タダで)。今や二児の母&フリーの字幕制作者として多忙な中、2作とも快く引き受けてくれた後藤さんどうもありがとう。
しかしやってみて思ったのは本当に字幕というのはおもしろいもんで、どうしてもその
字幕ルールにおける日本語の字数制限 vs 英語で実際に役者がしゃべってる情報量
のせめぎあいで極端な意訳にならざるをえない部分が意外に多いので、字幕のついた映画を観る時って本当に翻訳者のフィルター(物事に対する見方とか言葉の使い方とか)を通じて映画を受け取ってるんやな~と、非常にあたりまえのことにいたく感じ入った経験でした。
「いつもは一旦投げたら大体それで終わり」といってた(プロの)後藤さんは、(アマの)私のしつこい&細かいニュアンス調整に根気よく、そして嫌なカオひとつせず(いやしてたんかもしれんけどメールにはそれをだしてませんでした)つきあってくれて、両作とも非常に良い字幕がついたと感謝しています。
もうすぐ家族を始め日本の皆様にも届きますのでぜひ彼女の字幕を意識しつつ観ていただければと思います。



