昨日はアメリカが一年で最も盛り上がるイベントのひとつ、
アメリカンフットボールの祭典スーパーボウルでした。


アメフトのことはルールからして全然知らんのですけど、
このスーパーボールはTVCMの祭典、という顔も持っていて
毎年この日にあわせて各社ヒト、モノ、カネを注ぎ込んだ
気合いのはいったコマーシャルを見るのを楽しみにしてます。


会社員時代は後日発売されるDVDを会社で仕入れては
観て勉強してたんですが、今や便利なもんでこちら
で流れたCMのすべて(多分)を見る事ができます。


結構大金をかけたアクション映画もどきの作品が多い中、
TOYOTA TACOMAのCMはアイデアの出所と、その難題を
さらりとやり遂げてるあたり相当すげーなと思いました。


最近はショートフィルムでドラマばっかり作っているので
面白い、気合いの入ったコマーシャルを観ると気が引き締まります。


なんてことないようなアイデアを限られた秒数で表現する、
あるいはそのアイデアを映像として実現する為に
大の大人が必死にアタマをひねって、大金を掛けて作る
コマーシャル。


ほんまにカメラをそこに置いただけで撮れそうな映像でも
よく考えたら物理的には不可能なことを可能にしてる
ケースもよくあったりするので、
(そういう仕事が一番厄介なんです。)


「どうやって撮ってんのかな?」と思いながら見ると、
違う面白さがあるかもしれません。





会社員時代からなんとなく感じてたことで、


こんな感じの仕事とかをしてると、外から見てる人には
結構世の中の動きに対して敏感なように思われがちですが、
ある面では全く逆といっても過言ではない、といのが
私の実感です(特に制作サイド)。


こないだ(というかだいぶ前ですが)、タイムワーナーが
自社で権利を持つ昔のヒットTV番組をAOLで大量に無料配信
する、というニュースをマーケティングのクラスで取り上げた
時にも、先生が


「なんで無料やと思う?」


という、広島カープの天才打者前田選手が「打つ気にもならん」
という名言を吐いて見逃し三振したような直球?を投げて来た訳です。(それはいいすぎ)


一応大学院ですから、まあ朝から軽い話題でほぐしていこうと
いうことなんかなと思っていると、いつもはすぐに手を挙げて
指名される前からしゃべり出す、関西人の10倍しゃべりな
アメリカ人達の手がなかなか挙がらず、ちらほら自身なさげに


「知名度上げる為?」」

「倉庫に置いとくよりもいいから?」


と、なんとなく的の外側に当たるような答えが挙がるのみ。


「広告収入」の「コ」の字もでてこなかった、
というのが実情です。


まあどんなに流通のプラットフォームやらインフラに
変革が起こってもやっぱり「良い作品」が基本であり
キーですから、


良い作品を作ること、あるいは作る力を養うことに
今は全力投球すべきなんですが、


それでいいのかな?という感じです。



と偉そうなことを書いてる私ですが、



年末年始の帰国で奥さんの妹(18)から仕入れた
レミオロメンをいつも口ずさみ、奥さんに


「妹にとってはもうその曲、古いと思うよ」


というするどいツッコミを頂いております。。。




今日本では何が新しいんですか?
先日アカデミー賞ノミネートの発表がありました。


この時期他にもゴールデン・グローブ賞や、

各ユニオン(組合)主催の
SAG AWARD(スクリーン アクターズ ギルド)
DGA AWARD (ディレクターズ ギルド オブ アメリカ)

といった式典が次々と行われ、そういった賞に
ノミネートされる作品はほぼかぶっているので
一部の人々はトロフィー&パーティ三昧の季節です。


今年は私の卒業制作のメンターが脚本を書いた
「Walk the Line」という映画が好評で、
ゴールデングローブ賞ではミュージカル・コメディ部門の
作品賞、主演男優賞を受賞したので、学校内に


"AFIの先生がアカデミー賞にノミネートされるかも"
という期待がうずまいていたんですが残念ながら
選外となってしまいました。。。


なんにしても今年の賞レースは例年になくいわいる
メジャースタジオの資金で作った映画(配給じゃなくて)
が一様に弱く、インディペンデントの資金で制作された
映画(配給はスタジオ)の当たり年となりました。


最優秀作品賞の候補作のうちスタジオ製作の大型作品は
スピルバーグ監督のMUNICHのみ、あとは全て7~20億円
程度のいわいる"低~中予算映画"です。


スピルバーグ監督はDGA AWARDの最優秀監督賞
ノミネートスピーチで、

「私のMUNICHを作った予算は他の4作品の合計予算よりも
はるかに高い」

という自嘲ともとれる発言をして話題になってました。


諸々のエージェントや組合の力が強くなるに連れて
映画をつくる経費は高騰の一途をたどってきた訳ですが、
ここにきて巨額の投資を必要とする大型作品の
"マーケティング先行"が進み、比較的自由度の高い
(といっても制約だらけですが)低~中予算映画が
作品の質やストーリーの面白さで勝負して勝ち出して
いるという流れになってきています。


この流れは、流通の形態等の大きな変革期を迎えている
映画業界にとって、色んな意味で非常に良い動きでは
ないかなと思っています。


今後のメジャースタジオの舵取りに注目が集まる、
後で振り返った時に非常に意味深いアカデミーイヤー
となるんじゃないかな、と思っています。


以前メキシコ出張の帰りに会社のカネ使って
LAに寄り道しにきた友人 のことを書きましたが、


この日曜日彼が今度はチリ出張の前にまたもや
会社のカネ使って寄り道しにきました。


(ちょっと人聞きが悪いので誤解のない様に書くと、
いずれにしてもLA乗り継ぎ便だったので成田~LAを
1日早めて日曜日にLAに来たということです。)


朝到着の予定やったのに大雪の為成田で6時間
(うち機内3時間)足止めをくらって午後遅めの到着でした。
他の便は欠航になったりして成田はかなりのパニック状態やったそうです。


丁度その日は日本時間の1月23日で彼の誕生日だったので、
ブラッと買い物したりした後お気に入りのレストラン
Ago(アゴー)で夕食。


ロバート・デニーロが共同オーナーの一人に名を連ねるこの
イタリアンレストランは非常に美味しい上にサービスがすごく
良いので、ちょっとした記念日なんかにいつも行くんですけど、
たいがいいつもサーブしてくれる中年のオッサンがかなり
脱力したいい感じです。


友人は奥さんとも大学時代からの友人なので当時のアホ話やら
彼のオンナ関係の話などたわいもない話で盛り上がりつつ、
ダイエットの決意空しくしっかり締めのケーキまでいってしまいました。
しかしうまかった。


翌日は朝空港まで送って行った後学校に行って、その晩今度は
アメリカ時間の同じ1月23日に誕生日のアメリカ人の友人と
お祝い鍋を我が家でして、彼が誕生日にも関わらず律儀に
持参してきたアイスクリームも思いっきり食べてしまいました。。。


日米での親友が同じ1月23日に誕生日というのもえらい偶然
なんですけども2日続けてやってしまって新年の誓いも早速
破られてしまいました。。。


また明日から気をとりなおして頑張ろう。






新年最初の更新です。
遅ればせながらあけましておめでとうございます。


今回はビザ延長申請の為結構長く3週間強くらい日本にいて
先日帰ってきました。ので仕事が溜まっております。。。


早くも買って来た「ごっつ」のDVD観たりしてまぎらわしつつ、
あと半年となった院生生活の最後をダッシュで駆け抜けたいと
思っております。


それにしても日本は色んなところで激震が走っておりますね。
元日からみのもんた氏入院に始まり、ホリエモンショックに
建築系諸氏の証人喚問、宮崎勤氏の死刑確定やら、大雪やら。


大雪は東京にも及んだようで、今朝LAに来る予定だった友人の
到着は5時間遅れの午後着になってます。
(早起きしたのに。。。)


本当に年明け早々新聞やニュース関係者にとってはネタに
事欠かない日々が続いてますが、メディアのはしっこに関わる
人間として、ニュースの選別や演出方法などワイドショー化が
一段と進んだように見えるニュース報道に少し複雑な気持ちを
抱いた今回の帰国でした。


近頃奥さんに「説教臭くなった」といわれる28歳なりたてオヤジ
の私ですが、今後はもう少しマメに更新していきたいといつも
思っておりますのでみなさま今年もどうぞよろしくお願い致します。



P.S. 近頃スパムトラックバックが非常に多いので
(それがブログから離れがちになる原因のひとつなんです、と言い訳しつつ)
 トラックバックをしばらく受け付けないようにしました。
 ちゃんとしたトラックバックを頂いてた方申し訳ありません。


気が付いたら前回の更新からすでに1ヶ月以上。


いやもちろん気は付いてたんですけども
どうも他の物事に優先順位を置いてしまっております。


また改めて撮影の様子とか先月の諸々についても
アップしたいと思いつつ、


実はあと2日(日本時間であと1日)で28歳になります。



。。。。。。




トシとったなぁ~(泣)


会社員の時には”若いのにおっさんみたいにどっしりしてるね”
なんて言われたもんですがもはや本当に単なるおっさんになってきました。


しかしそんな悲しい誕生日にも良いことはあり、
実家より家族からの誕生日プレゼントが届きました。



いくつになってもプレゼントはうれしいもんです。



その中に入ってた姉からのプレゼント、

東芝EMI
STILL ALIVE~YOSHII LOVINSON TOUR 2005 AT the WHITE ROOM~(通常盤)

YOSHII LOVINSON ライブDVD!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


以前行ったZEPP TOKYOのライブ 当日の様子も収録された2枚組の
DVDで、早速我が家のヘビーローテーションになっております。


奥さんには「あんだけ嫌がってたのに一回認めたらホンマ早い」と、
ダウンタウンの松ちゃんが著書「哲学」の中で”大阪人の特徴”として
挙げてたのと全く同じ指摘を受けつつ、




激しく共鳴して、感動して震えてしまいました。。。




モノを作る人として、


”なんか今違うところに行ってるな”という違和感に対して


流れていくことを拒絶して、


今まで築いてきたものを完全に壊して


本当にやりたいことをやる、


本当に達してみたい、届いてみたいところに


思いっきり手を伸ばしてみる


でもそこにはブランクとか


今まで当然そこにあったものもあえて努力せなないとか


そんな現実もやっぱりしっかりあって


そういう色んなものと戦いつつ


手探りでもがいていく、


そうしてるウチにまた次の課題とかステップとか


どんどん超えていかなアカンものがでてきて


それをひとつひとつクリアしていく度に


小さな達成感とか感動とかがあって。。。




そんな感じですかね。。。


何書いてんのか分からんくなってしまいました。。。




さてそんな我がヒーロー、吉井氏が28歳の頃というと

傑作「jaguar hard pain」を

リリースした頃ですね。。。




えらいこっちゃ。。。


また今日も頑張ろう。






久しぶりに今日はゆっくりした日曜日。
今日は奥さんとビーチいったりクレープ焼いたリして
のんびりしました。。。


と振り返ってみると撮影終了からはや3週間以上が
経過しとるではないかと。。。


そんなことでえらい遅くなってしまいましたが、
先月の撮影の様子を写真とともに。。。

撮影1

まずは家(プール付き)のシーン撮影からスタート。

撮影2

めっちゃカワイイ5歳の名優のシーンで
撮影の幕が開けました。

撮影3

監督のアラン。オッサンみたいな顔してますが
彼はAFIでも一番若いグループの24歳。
若いけど非常にしっかりした、才能あふれる有望株。
昨年の最初の作品を一緒にやって以来のコンビ再結成です。

撮影6

撮影監督のレイチェル。私とは今回初仕事ですが
AFIナンバーワンの呼び声高いカメラマンです。

撮影9

美術監督のクリス。元カヤック?のオリンピック
強化選手、かつ建築の修士号ももつという異色の
経歴の持ち主は年齢も実力も(失礼)AFI随一。
私とは昨年から数えてすでに3本目の作品です。


という上記3人に編集マンのマイケル、そして私を
加えた5人がこのプロジェクトの主要メンバーで、
あとはAFIの他の生徒や学外の人々の助けを借りて
撮影を遂行しました。総勢30人くらいですね。


撮影7

今回何回も壊れたり直ったりして頭痛のタネに
なってくれたモニター君。

撮影5

帽子のクリップはギャグじゃなくてライトの
フィルター止め用。照明部の必需品です。

撮影4

ジャンレノそっくりのサウンドマン、マット。
イカツイ顔して音に関してはびっくりする程
繊細な職人肌。AFIとは関係ない人材ですが
昨年の作品で知り合って以来のお気に入り仕事人。
信頼できるサウンドは撮影の命。

撮影8

そのマットがキャッチした音を適切な音量で
録音するのがこのパトリック。彼とマットは
大学時代からのパートナーで昨年LAに来たばかり。
才能あるハングリーな人材は宝です。。。



今日はこんな感じで。。。あと数日に分けて合計7日間の
撮影の様子をお届けしたいと思います。

ドタバタの50乗くらいやった数カ月が過ぎ、

今まだその余波と戦いつつもやっとブログに向かおうかいな
なんていう感じになってきました。


とりあえずさかのぼって先月の撮影日誌など

気が向いたら写真付きでアップしよかなと思いつつ、


最早休みなしで今American Film Marketという映画業界
3大マーケットのひとつでイギリスの会社にインターンしていて


この週末もサンタモニカのホテルに缶詰です。。。



そのマーケットの様子も追ってお届けしようと思います。



まずは自分も忘れかけてたこのブログをそろそろ再開するにあたり


ご挨拶まで。。。








近頃非常にバタバタしてアップできませんでした。



さて飛行機の一件を経てロサンゼルスに戻ってきたんですが、


それからはハワイから一緒にこっちにくるはずやったのに
急遽日本へ飛んだ私の帰りを一人で待ってくれてた
奥さんの新生活スタートの為、


車探し、家具の買い足し等諸事をしつつ、


かつ自分的にも今が卒業制作準備の最大のヤマ場
&新学年スタートとあって毎日重い打合せやら
プレゼン、オリエンテーションやらの毎日と、



なんか新しい生活を始めるにあたっては申し訳ない
バタバタした日々を送っております。



そんな中寝る前等の合間なんかを利用して帰省した際に
姉に勧められた "PAY DAY!!!"という小説を読みました。

山田 詠美
PAY DAY!!!

久しぶりに日本のどういうたらええんか小説らしい小説?を
読んだんですけど、舞台はアメリカ、かつ内容も色んな意味で
非常にタイムリーだったので、思わず入って行ってしまいました。




家族がいるから無茶できる、そこにいなくても心の中にいつもいる、



すごくやさしく入ってくる作品でした。




そういや今日日本では大学時代の友人の結婚式。
出席できへんかったけど電報打ちました。



おサルのキュリアスジョージ が手紙を運んでくれる電報。


ナーティーおめでとう!!!
PAY DAYもコンパは控えてまっすぐ家帰れよ!!!









先日紹介した「シティ・オブ・ゴッド」の監督
フェルナンド・メイレレス氏待望の新作です。


待ちに待った監督の新作、かつ英語圏映画進出作
(アメリカとイギリスの共同出資)とあって、公開と同時に
私の友人達もほとんどが観に行った注目のこの作品、




「シティ・オブ・ゴッド」程の衝撃はないものの、
非常に質の高い秀作、という印象でした。



2時間20分程の作品なんですが3時間くらいに感じる
構造上の問題アリ、という印象はぬぐえないものの
印象的なアングルやライティングはさすがなものがあり、


題名通りコンスタントにガーデニングするのが趣味の
外交官を演じる、主演のレイフ・ファインズ氏
(シンドラーのリスト等)も貫禄の演技です。



マイケル・マンあたりも好きそうな社会派ドラマなんですけど、
エッジの効いた硬派ドラマになり易そうな題材を彩り豊かに
描く演出はさすが、という感じでした。




あらすじなんかを読みたい人はこちら へ。


個人的には話題になってる「ホテルルワンダ」の
演出をこの人がやったら面白かったかな、と思いました。




日本では来年GAGA配給で公開されるようですが、
まず観て損はないことは間違いない映画やと思います。


アスミック
シティ・オブ・ゴッド DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組)