龍三と七人の子分たち | 映画、言いたい放題!

龍三と七人の子分たち

ともかく凄い豪華な配役なのです。

気になったまま、忘れてて、

先日、テレビで紹介されてて、

これ、絶対観なきゃと思い、

観ました。

 

高橋龍三はかつては羽振りのいいやくざの組長だったが、

現在は息子の家族と同居して、余生を過ごしていた。

そんな中、龍三はオレオレ詐欺のターゲットになってしまう。

詐欺グループの現金受取役は、

龍三の勢いに怖じ気づいて逃げ出したことで難を逃れたが、

龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。

張り切ってオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼らだったが。。。

 

北野監督の映画は

バイオレンス的な要素が多いイメージがあって

ちょっと距離を置いていたのですが、

この作品はとっても面白かったです。

冒頭からゲラゲラ笑いました。

エピソードも一つ一つ面白いのですが、

おじいさんたちが

詐欺会社に乗り込んで、

口上を述べるところで

相手の若い子がいちいち突っ込むところとか

セリフも面白い。

クライマックスの銃撃戦も爆笑しました。

それにしても、

若い方は知らないかもしれないですが、

あのおじいちゃんたち、

若い時は、2枚目俳優で、

あんなメイクや、

まして鼻に綿を詰めて死人なんて

考えられなかったです。

これも北野監督との信頼関係なのでしょう。

楽しませて頂きました。

エンドロールの音楽が明るくないのが

また北野映画ならではでしょうか。

クリント・イーストウッドの老人が活躍する映画、

「スペース・カウボーイ」って感じですね。

あの映画も最後はちょっとしんみり、、、

でした。

バイオレンスものより、

こういう映画が良いなぁ。。。

 

 

ストーリー  ★★★
映像     ★★★
音楽     ★★★
総合評価  ★★★☆