鬼畜
子供の頃、親が厳しくてテレビをあまり見せて貰えなかったせいか、
今でもあまりテレビを観ないです。
見せて貰えなかった時は、もう見たくて仕方がなくて、
一人暮らし始めた時はもう四六時中観てたのですが、
いつの間にか見なくなりました。
しかしパソコンはほとんど点けてます。
ちょっとした調べものとかも簡単に出来るし、
情報も早いし。
何よりもこのブログを書いてるし。
なので、ネットがなくなったら困ります。(><)この作品も、偶然ネットでこの作品が紹介されてて、
観てみようと思いました。
郊外で印刷屋を営む竹下宗吉と妻のお梅。
景気の良かったと時もあったが、
近代技術の印刷屋の進出や火事に遭い、
商売は行き詰まりつつあった。
そんな時、宗吉の7年来の愛人の料理屋の女中・菊代が、
3人の隠し子を宗吉に押し付けて失踪する。
お梅は子どもたちに辛く当たる中、
末っ子の赤ん坊が死んでしまう。
お梅は残る2人の子供の処分を宗吉に迫るのだった。
英語のタイトルは“The Demon”。
原作は松本清張の同名小説でこちらは未読。
誰に感情移入するか、で感想が違ってきそう。
子供の「処分」となるとそれはひどいなと思うけれど、
経済的に行き詰まっているところに
旦那の愛人がやって来て、
旦那の子供3人を押し付けられたら、
子供に罪はないとはいえ、
はい、そうですかと優しく出来るかと言ったら
自信はないというのは、責められることだろうか?
タイトルの鬼畜やDemonは誰に対してなのだろう?
ついに現れなかった菊代か?
難しいですね。。。
ただただ子供たちが可哀想です。
この映画から何年もたった今でも、
虐待されて命を落としていく子供の事件はあるわけで、
こんなふうに追い詰められていくのかな?と
ちょっと思って、胸が詰まりました。
最後に長男が取った態度は、
二番目や(赤ん坊だけれど)末っ子だったら違ったと思う、
と、長女の私は思う。
一番上は辛いよね。。。
キャスティングは豪華です。
小川真由美さんの色っぽいこと。
確かに男性はのめり込みそう。
対する岩下志麻さんもとっても綺麗。
最後に長男と対面する緒方拳さんも泣けました。
やっぱり古い作品も良いな。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★☆