偉大なるマルグリット | 映画、言いたい放題!

偉大なるマルグリット

試写会に招待して頂きました。

予告編を観て、観たかった映画なので嬉しい\(^0^)/


1920年、パリ郊外のマルグリット・デュモン男爵夫人の邸宅での

サロン音楽会に紛れ込んでいた辛口新聞記者のボーモンは、

マルグリットの歌声に驚く。

彼女は並外れた音痴だったが、

招待客の貴族たちは社交辞令で拍手喝采をおくり、

自分の歌声がひどいことに気づいていないのだった。

ボーモンは野心から彼女の歌を絶賛する記事を書き、

パリの音楽会に出演者として招待する。

夫のジョルジュは何とか阻止しようとするが、

執事のマデルボスに邪魔される。

音楽会は失敗に終わるが、

マルグリットは観客の前で歌う喜びに目覚め、

パリでリサイタルを開くと決意するのだったが。。。


冒頭の夜の女王のアリアで皆笑っていましたが、

私は笑えませんでした。

私も歌うことが大好きですが、上手くはないからです。

切ない話でした。

実在した音痴の歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンスから、

立案したという映画ですが、

この歌手は関係ない感じですね。

歌が下手な歌好きの女性の話というよりは、

夫婦愛の話だったのが意外でした。

結局、この夫婦がどうなるのか、

着地もあいまいで、

執事も善人ではないし、

どうしたかったのか、何を描きたかったのか、

今一つよくわからなくて、

ただただ切ない映画でした。

しかし、最初は大きかった笑い声もだんだん小さくなり、

終映後のロビーでは「切ない映画だったね」との声もあり、

そういう映画だったのかな?と思いました。

初めはお金目的で近づいた人たちが、

彼女の純真な人柄に引きつけられて味方になっていくのには

ちょっと安心しました。


ハラハラドキドキしながら観てました。

彼女はあの後、どうなったのでしょうか?



ストーリー  ★★★
映像     ★★★
音楽     ★★★
総合評価  ★★★


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