2008-02-20 15:35:23

明日への遺言

テーマ:邦画 あ

試写会に行きました。

この日の年齢層はかなり高め。

私の隣は老夫婦。

後ろは50代位の男性と40代位女性のカップル(?)。

老夫婦の男性がおならをしてしまったらしく、

奥さんに謝ってました。

奥さんは「ちょっと臭うけれど大丈夫ですよ」と慰めてましたが、

私の所までかなり臭ってました。(T^T)

後の男性はかなりご満悦で連れの女性に

映画談義を聞かせてました。

悦に入って伊丹十三監督の「タンポポ」という作品の

官能的描写をかなりきわどいところまで

丁寧に説明してました。

それってセクハラじゃないの?

とまあ、そんな感じの試写会場でした。( ^ _ ^;


第二次世界大戦終了後の1948(昭和23)年3月。

元東海軍司令官・岡田資中将は、B級戦犯として

スガモ・プリズンに入所していた。

彼の罪状は、名古屋を空爆した米軍捕虜38名を

正式の審理を行わず処刑を行った、というもの。

岡田中将は、部下の責任はすべて自分が負うべきであることを明言し、

法廷闘争を法による戦い「法戦」と名づけ、戦い抜くことを決意していた。

アメリカ人の弁護人とも心を通わせ、

傍聴席の家族に見守られながら、

中将の「法戦」は進行してゆくのだが。。。


邦画なのですが、裁判がアメリカ人によって行われるため

ほとんどが字幕です。

藤田まことさん演じる岡田資中将は、

実在した人物のようですね。

映画の意図は、

人を殺したという罪は受け止めるが

その責任は、命令を下した自分一人で背負って刑に服した

彼の人となりを描きたかったようです。

冒頭の、当時の背景説明は丁寧だと思うのだけれど、

うーん、、、

彼に感情移入できるかというとちょっと難しいですね。

アメリカ軍の無差別攻撃を受けた3人の証言自体は

胸に来るものがありますが、

裁判が進むほど、彼に感情移入がしにくくなるような気がするのです。

裁判で彼は

「一般民衆への無差別爆撃の責任は誰が負うのか、

命令により実行した部下の責任は誰が負うべきなのか」

と堂々と自分の信念を主張するのですが、彼自体、

上官の命令で無差別攻撃したという可能性を捨てきれない

アメリカ軍の兵士を殺しているわけで。。。

彼の主張していること、信念は理解できるのですが、

それと感情移入できるかというのはちょっと違う感じでした。

というか、わかりにくい。

途中、いろいろな人の感情が入ってくるのも

原因かもしれません。

観る人の年代によっても感じ方が違うと思います。

おならの老人は判決のシーンで泣いていました。

奥様は判決後の独房のシーンで身を乗り出して観てました。

会場のあちこちですすり泣きの声がしました。

でも帰りに寄ったトイレでは年配の方の

「アンケートにも書いたけれど、こういうのはTVドキュメントで

ビデオに撮って、何回か観ないとわかりづらいわよね」

という声も耳にしました。

私が思ったことは

ともかく、戦争は2度と起こしてはいけないということです。

ルールを決めたって、そのルールさえ簡単に壊れてしまうのが

戦争なのです。


個人的には田中好子さんが良かったです。

通訳のヘッドホンを外して

空襲を受けた様を冷静に話すシーンは

人々の叫び声が聞こえました。

彼女が話しているだけなのに。

後半に音楽が流れたのが残念。

音楽なんか無い方がよっぽど伝わりました。

凄かったです。

他にも富司純子さんや蒼井優さん等

滞空時間は短いのですが、

要所要所を押さえていて豪華な感じです。


エンドロールで後席の映画談義のおじさんが

フレッド・マックイーンという名を見て

「やっぱりスティーヴ・マックイーンの子供だ!そっくりだ!」

と大騒ぎしてました。

この方の連れの女性には竹野内豊さんのナレーションは

不評みたいでしたが、

私はそんなに癖もなくて悪くなかったと思いました。

本編よりも会場が興味深かった試写会でした。f(^^;)



ストーリー  ★★★
映像     ★★★
音楽     ★★★
総合評価  ★★☆


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