死刑台のエレベーター
最初に観たのはテレビでやっていたもの。
子供の時だと思うのだけれど、
とても面白かったという記憶だけが残っている。
内容はうる覚えなので
改めて観てみることにしました。
軍需品関連会社で社長の右腕として働くジュリアンは、
社長夫人のフロランスと不倫関係にあった。
二人は社長殺害の完全犯罪を計画していた。
決行の日。
ジュリアンは社長を射殺し、その手に拳銃を握らせた。
ところが一度はうまく外に出たものの、忘れ物を取りに戻った時、
ジュリアンはエレベーターに閉じ込められてしまうのだった。
これを撮った時、
監督のルイ・マルはまだ弱冠25歳の新人でした。
ちょっと凄いです。
今見てもこの映画は凄く雰囲気あります。
音楽はマイルス・デイヴィス。
渋いです。
だけど、改めて見て思ったのは
登場人物は皆アホアホですね。(笑)
あと、子供の時は感じなかったけれど
戦争の傷跡がまだ人の中になんとなく残っているということ。
最後のシーンは相変わらず印象的でした。
笑顔を見せることがなかったフロランスが
写真の中では笑っている。
その笑顔が悲しいです。
名作は色褪せてなかったです。(^^)
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★☆
総合評価 ★★★☆