Ray | 映画、言いたい放題!

Ray

脚本の先生が「よかったよ」とおっしゃってたので
DVDで拝見。


2004年に亡くなった「ソウルの父」、レイ・チャールズの伝記映画。
彼がフロリダの小さなカントリー・バンドを振り出しに、
R&Bやジャズを経て独自のソウル・ミュージックで才能を開花させ
世界を席巻するまでを描く。
レイ・チャールズ・ロビンソンは子供の頃
自分の過失で弟を溺死させてしまうという心の負い目を持ち
そしてその9ヶ月後に視力を失う。
しかし彼の母は幼い彼を盲目だからといって
決して甘やかさなかった。
17才でシアトルに出たレイは、「盲目の天才」と評判になり
やがてゴスペルとR&Bを融合させた新しい音楽、ソウルを誕生させるが
名声の裏では複数の愛人、そして麻薬に手を出し、
その生活は荒んでいく。
1965年、麻薬の密輸で逮捕されたレイは、
自ら厚生施設へ入り、薬を断ち切る決意をする。


音楽以外では彼のことをあまり知らなかった私ですが
この映画は麻薬や異性問題をも細かく描いていて
天才の裏の人間的な弱さも伝わります。
成功の裏に弟の死、母との別れを常に心に抱えているので
「レイ・チャールズ」という人間がよくわかります。
エピソード盛り沢山で演奏シーンもいいですね。
主演の俳優さんの気合が伝わります。
映画は麻薬を克服するまでの
レイ・チャールズの人生の前半の半生を中心に。

もちろん脚色はあるだろうけど

レイ・チャールズという人はよくわかるなーという映画です。



ストーリー  ★★★

映像     ★★★

音楽     ★★★★
総合評価  ★★★