なんだかんだと揉めましたが、何とか工事に向かって
進み始めました。
しかし、契約が済んだ途端に営業のTさんが
「これで私の仕事は終わりました」と言って、
その後、打ち合わせには一切顔を出さなくなりました。
因みに、「これが見積書です」と見せられたのは、
紙ぺら3枚のみ。
一枚目:本体価格・消費税・合計額
二枚目:見積もり内訳書 本体工事一式の見積もり金額
三枚目:本体工事見積もり明細 仮設工事などの工事 全て一式の見積もり金額
全て一式の値段のみ。
これでは何も判らないので、詳細を下さいと即答しました。
営業のTさん、「タウンページ位になりますよ」
タウンページには流石にぎょっとしましたが、そこまで詳しく載ってるなら
それはいい事です。くださいとお願いしました。
そして貰った見積もりの詳細は、たかだか23枚でした。
打ち合わせは現場監督と二人だけ。
その現場監督が、本当に曲者で、
自分の希望を伝えると、「それは無理です。」「判りません」
「調べてみます」のオンパレード。
「調べてみます」と言われた物は、全く的外れで
結局全て自分で調べに行きました。
例を挙げると、四季工房の標準装備になっている
キッチン・水栓・レンジ・レンジフード
何故か全て違うメーカーになっていて、どんな機能なのか
何の説明もないのです。
レンジに至っては、プレゼンで出されている型番と
実際の見積もりに載っている型番が違い、それも既に廃盤に
なっている始末。
それを現場監督聞くと、
「見積もりの型番は適当に書いてます」との答え。
適当って
こっちは、これから生活していく中で、一生そのレンジを使うんですけど、
適当に載せられた見積もりから、一体どんな品物が取り付けられるのか
不安で堪らないではありませんか。
どんな物が来るか判らない不安を抱くよりは、
自分で好みのものを選んだ方がよっぽどいいと思い、
自分でショールームに行って決めました。
そうそう、一つ思い出しました。
営業のTさんが最後に顔を出した、工事請負契約の日、
レンジフードは手入れが肝心。
四季工房の標準装備になっているものは、どうですか?
と聞いた所、
「物凄く手入れしやすいですよ!」と力説。
しかし実際に見てみないと判らないので、見てみたい旨を伝えると、
展示場には違うものが使われていて、判らない。
小平の展示場に、似た型番があると言う事だったので、
実際にレンジフードの取り外しをやってもらって見た。
なかなか外れない・・・。本当に手入れしやすいのか
営業のTさん、「これよりも、もっと楽ですよ!」
本当ですか・・・
帰ってからインターネットで調べてみたけど、
なぜかその会社はレンジフード専門で作っていながら
仕様説明や機能など、一切HPに載せていなかった。
これでどうやって信じろというのだろうか。
そこでまた何軒かショールームに行って、
クリナップの「洗え~るレンジフード」に決めた。
ところが
自分が必死になってレンジフードとレンジを探している間に
何故か現場監督は、標準装備のまま
着々と進行を続けていたのだ。
その上、洗え~るレンジフードとの2重計上
そのことが明るみに出た際、何故勝手に進めているのか」と質問したら
「あれでいいと仰ったじゃないですか」と現場監督。
言ってないし
・・・とにかくこの現場監督は、一つの物事を進めるのに
100の説明をしても、1の理解も出来ない人でした。
最初は、自分の説明の仕方が悪いのか・・・と自分を責めた時もありましたが
一度、数人で話をした時に、現場監督だけが理解出来ていない事が判明して、
理解できている他の人たちが、現場監督に更に説明すると言う事が繰り返されました。
それでも、上棟式も済み、徐々に家の骨組みが出来上がって来て、
決める事もまだまだ山の様にある中で、
進行で質問が出た時などに現場監督にメールをしても、
「年末で忙しいから」「他の現場で忙しいから」「休みの日だから」
「ジムに行っているから」との理由で
早くても返信は3日後。大抵は返って来ませんでした。
年内引渡を無理やりこちらに押し付けたのは、四季工房ですよね。
それなのに、その理由はおかしくないですか?
自分の精神状態が、再びどんどん不安定になっていきました。
年明け、地域担当のYさんに
「頼むからあの現場監督を変えて下さい」と懇願。
しかし、「もう殆ど完成しているので、ここで現場監督を変えるのは
あまりお勧めできません」と断られました。
しかしその後、「現場監督は、非常に打たれ弱いので、自分の判断で休職させた」と、
Yさんから聞きました。(つづく)