新宿の駅ビルに入っているイタリアン・マルコ新宿店で、店長の皆見から通達があった。
「明日から店は休業です」。
コロナ禍による第一回目の緊急事態宣言。
パートで働く鈴木六花は独り暮らしの中、孤独を深めていく。
そして、休業が明けても客足は戻らず、課題は山積みだった。
それでも六花は店の立て直しに奮闘する。
2020年からコロナ禍で分断された社会の中で、もがきながら光を探す希望の物語。

コロナ禍の飲食店を舞台としたお話です。
不要不急の外出は控えて下さいとか、【ソーシャルディスタンス】【三密】【緊急事態宣言】【時短営業】
アルコール提供の時間制限にアクリル板の設置。
マスク警察もいたし、トイレットペーパーやティッシュも争奪戦になっていたり。
今は普通になってきた【リモートワーク】などなど…
いろんな言葉が次々と出てきたし、今となっては「なんだったんだ」と思うようなことばかり…
コロナ禍で飲食店を営んでいた人や働いていた人の気持ちがそのまま本になったようなお話でした。
当たり前と感じていた生活が当たり前ではないと思ったし、人の本性や心模様に気付かされた気もしました。