2024 No.89 読書メモ【同居鮨 間借り鮨まさよⅡ】原宏一 | ライアンの日記。

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自分のお店を持たず、間借り営業で全国を転々としながら鮨を握る雅代。
ふだんは、のほほんとほっこり笑顔を絶やさない丸顔のおばさんだが、迷える若者や道を間違えそうな料理人を前にするとさりげなく助けの手を差しのべる。
そんな雅代の握る鮨と職人としての在り方に胃袋も心も握られてしまう人情鮨小説。


【間借り鮨まさよ】のシリーズ2です。

原宏一さんの本は【やっさん】シリーズ、【佳代のキッチン】シリーズを読んでいて、食と人情を絡めたお話を描く作家さん。

【やっさん】シリーズはドラマ化されていましたよ。
原作は面白いですよ😁💦

【やっさん】シリーズの女版みたいなのが【間借り鮨まさよ】。

自分の店は持たないで、間借り営業で全国を転々とする鮨職人の雅代さん。
そんな彼女は困った人を放っておけない人なので、間借り先の店主やそこで出会った人たちの悩みにいつも耳を傾けます。
ただ優しいだけじゃなく厳しさもあって…
温かい人情話です。

「この商売、つくづく人と人との絆なのよね。今日の縁を大切にして、この人なら、っていう存在になってちょうだい」

謙虚かつ衒いなく、愛を込めて…

雅代さんが放つ言葉がじんわり響いた1冊でした。