うまい棒一本で、世界の秘密がわかる?
とある高校の喫茶部。
それぞれ好みのおやつを持ち寄る4人は、不思議な噂を耳にする。
「うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい」
それはただの都市伝説か、それとも…?!
ゆる部活のメンバーがたどりついた「答え」とは。
「おやつ部」のメンバーが、世界の謎にゆるく挑む。
スナックをつまむ指先が光るのは、油のせいだけじゃない、かも。
うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい…
学内で囁かれる噂の真相とは?(「うまいダッツ」)
おばあちゃんが失くしたブローチを探すことになったおやつ部の面々。
探し物の過程で見えてきたものとは。(「チロル・ア・リトル」)
お菓子当てクイズに参加することになった4人。
果たして、その勝敗はいかに。(「バカみたいにウケない」)
SNS上の友達と気まずくなってしまったメンバー。
会いたくない彼女と会いたい彼女、それぞれの理由とは。(「それは王朝の」)
学年が上がり、初めてできた後輩。
しかし彼らは全員、妙にまじめで…。(「百年の愛」)
おいしく楽しく、ときどき切ない5つのお話。
累計100万部を突破した【和菓子のアン】シリーズや、【おやつが好き】【ショートケーキ。】など、甘いものにまつわる物語で大人気作家の坂木司さんの新刊は【おやつ部】が舞台。
【おやつ部】とは、作者の坂木さんが生み出したオリジナルの高校の部活動で、することは何も決まっていなくて、ただおやつを食べるだけ…というかなりユルユルな部活動😁
そんなおやつ部に所属するアラタ・コウ・セラ・タキタの4人の、楽しくてちょっぴり甘酸っぱ〜い日常に、ちょっとしたミステリーも絡めたお話です。
昔懐かしい駄菓子から知られざるスナック菓子が登場するこのお話は、コロナが流行り誰かと食べ物をシェアするのが難しい頃に書き始めたのだそうです。
1人で食べても十分美味しいけど、誰かと一緒に食べること、仲間と一緒に食べること。
どこにでもあるおやつを、だらだらくだらないおしゃべりをしながら食べる…
そんな他愛もないことが楽しくて、なんであんなに美味しく感じるんだろうね😄
美味しいものをみんなで楽しく食べるということは、とても幸せなことじゃないかなぁ〜と、本を読みながら改めて思いました。
ユルユルな部活動だけど、4人の仲良くなっていく様子や、日常の楽しさと甘酸っぱい青春を感じられるお話は、自分の高校時代の部活動と重ね合わせながら読みました😄
昔からあるお菓子が登場するから、より親近感が湧きました。
表紙も
裏も
可愛くて美味しそう😁
ちなみに、「マリービスケット」の名前にある「マリー」は、フランスのマリー・アントワネットからとったもので、ビスケットの柄はマリー・アントワネットの家紋をイメージしたものらしいです。
マリー・アントワネットの家紋を食べるなんて、ベルサイユもビックリ😁