2024 No.14 読書メモ【西洋菓子店プティフール】千早茜 | ライアンの日記。

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フランスて菓子作りの修業をしたパティシエールの亜樹は、菓子職人の祖父のもと、下町の西洋菓子店「プティ・フール」で働く。
女ともだち、恋人、仕事仲間、そして店の常連客たち……。
店を訪れる人々が抱える様々な事情と、それぞれの変化を描く連作短編集 


千早茜さんの大好きな洋菓子が詰まった連作短編集です。

本からお菓子の甘〜い香りや色、質感がふわっと広がってきそうなお話で、いつも何かを飲みながら読書をするけど、この作品は読んでいるとお菓子をすっごく食べたくなるし、カフェでケーキを食べ、コーヒーや紅茶を飲みながら読むのもいいな〜♪

連作短編集ですが、1つ1つのお話にちょっとずつ登場人物が重なり合い、その登場人物の気持ちをそれぞれのお菓子に例えているところも、話によって見える側面が違ったりして楽しかったです。

ドラマチックな展開があるわけでもないけれど、どの登場人物たちも身近に感じられて共感しやすいから、物語に引き込まれました。

各短編の章タイトルがスイーツの名前になっていて、お菓子作りの工程やこだわり、特徴を盛り込んでいるのもお菓子好きな作者の熱量も伝わってきました。

ドラマや映画化になっても面白そうだなぁ…
もちろん、作家さんの希望はきちんと汲み取った上でだけど〜


お話の中で「食べさせたいやつの顔を浮かべながら作るんだ。そうすると綺麗に仕上がる」と、じいちゃんがいう台詞があります。

私も時々、お菓子を焼きます。

食べてくれる人のことを思い浮かべながら作っていますよ😄

まぁ…美味しいかどうかは別として🤣🤣🤣