マチルダ | マロウの徒然日記

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ガーデニング記録を中心に、日々の暮らしをつれづれなるままに・・・

寒波もひとまず落ち着いて、

今日は暖かさを感じます。

 

さて、10月頃に{残念なマチルダ}というタイトルで、

根頭癌腫病にかかってしまったバラの記事を書いたのですが、

今頃、

あらためて後悔と反省をしています。

 

甘かったあ~ガーンえーん

 

マチルダのスナップ

 

 

接ぎ木の接続部分にコブを見つけたのは、8月の終わり、

すぐにナイフで切り取って、その後の成長を見守ってたんですね。

 

そのときの対処は、

・使ったナイフや鋏を熱湯消毒

・切り口をトップジンでカバー

「すぐに枯れるわけでもないから、切り取って要観察」

というのがその時点で調べたことでした。

 

その後、秋のマチルダは

葉の色もよく、蕾もあげてきて元気そう。

株元に新たなコブもないので、

そのまま観察を続行していたのです。

 

 

剪定だ、

植え替えだ、

という時期になって、マチルダはどうしたらいいんだ?

と迷い、とりあえず、地植えから鉢上げにしました。

そのときの状態が

(接ぎ木部分)

 

堀り上げたら根にも癌腫がありました。

そして再び根頭癌腫病について調べなおしました。

 

そうしたら、

これって思っていた以上にやっかいな病気だったんですねガーン

 

根頭癌腫病の原因となる菌は、

アグロバクテリウムというんですね。

この菌は、自分のDNAを浸入した植物体のDNAに組み込んで、

植物のホルモン合成を異常にし癌腫を形成するようです。

そのままだと養分を取られて、いずれは枯死してしまうのです。

罹患体が枯れるのはともかく、、

問題というか、ショックなのは、

感染カナヘイびっくり

・この菌は土中で長く生きているということ。

しかも罹患した植物の体中を菌が回っているということなので、

・挿し木や接ぎ木の穂木にはできない。

・また花茎を切った鋏等からも感染するとのこと。

感染ルートは、土壌感染と接触感染

 

これを知って、愕然青い

癌腫を切った鋏は、一旦熱湯消毒したけれど、

その後マチルダの花も切ったし、剪定だってしてるで。

その鋏で他のも切ってしもたがなガーンガーン

花や茎まで菌が回っている可能性を考えてなかったな。

 

それに、土や。

マチルダを植えていた場所は、その後何も植えてないけれど、

土壌にはまだマチルダの根が残ってるかもわからんし

土も汚染されていることでしょう。

幸い周りには、バラや菊、果樹など癌腫にかかりやすいものは植えてない。

でも、実は

ラベンダーやウコンなどハーブのそばなのよ。

 

それらへの感染は?

他のバラへの感染は?

不安、不安。

 

最初にしっかり調べておけばよかった。

と思うのは後の祭りよねショボーン

 

誰だったかな・・・。

「バラを栽培していると、こういう苦い経験も味わうことがある」

とブログで書いてくれてたよね。

 

とにかくあたりの土は廃棄し、

使った道具は、再度熱湯消毒。

あとは・・・他のバラへの感染が気になるところだけれど、

それはもう、天に祈るしかないですね。

 

 

 

花弁の数は少ないけれど、

ちょっとヒラヒラと波打っていたのが好きだったんだけどなあ。

残年でした。