NHK総合 

毎週月-金 8:00-8:14/12:45-12:59

 

 

第7週 女の心は猫の目?

 

司法修習生として働き始めた寅子だが、

女ということで依頼人に断られてばかり。

弁護士としてのキャリアを始めることすら

できない状況を打破すべく

社会的信頼と地位を得るため、

結婚することを決意する。

そんな寅子に以前から心を寄せていた

元書生の佐田優三がプロポーズをする。

 

 

第8週 女冥利に尽きる?

 

ようやく弁護士として活躍できるようになった

寅子は去っていった仲間の分も頑張ろうと

仕事に邁進する。

そんな中で同じ女性弁護士の久保田や中山が

法曹界を去り女性弁護士は自分だけ、

女性の法曹界での道を切り進んでいくのは

自分だけだと孤軍奮闘する。

優三の優しさに支えられ彼を好きになった

寅子は優三の子を授かる。

しかし妊娠とキャリアを両立するビジョンが見えず

弁護士としての道を諦める。

 

 

第9週 男は度胸、女は愛嬌?

 

終戦を迎えた寅子だが兄と夫を失う。

また父親も相次いで亡くなる。

哀しみの中で感情を失っていた

寅子だったが新しい憲法にある14条を知る。

再起した寅子は

法曹界への復帰を目指す。

 

 

日中戦争から終戦までの

戦局の悪化の様子などの描写が

非常によくできていました。

また第8週の久保田先輩が男社会に自分を合わせ、

自分らしさを失い、仕事でも家庭でも

完璧を求められ追いつめられる苦しみは

今の女性にも通じるものだと思います。

よねがポリシーを捨てずに面接で落ち続けていることに

ネットの感想ではその場だけでも女の恰好をして

したたかに振る舞うことに賛同する意見を

多く見ましたが、そうしてしまった結果が

痛ましい久保田先輩の姿のように感じました。

法曹の資格を得るためとはいえ

自分を手放すことのリスクの大きさを

感じさせられるシーンでした。

そして寅子の復活では第1話の描写に

繋がっていく構成にも感心しました。

来週からは戦後の第2章の始まりです。

女子部の仲間との再会が待ち遠しいです。