Sabbatical in Oxford
ー日本人とイギリス人乳癌の違いを求めてー
著:加藤孝男
2010年9月30日 初版第1刷発行
朝日新聞出発
堺市立図書館より貸出
乳癌の専門医である著者の研究留学記です。
著者は40歳の時に共同研究として
イギリスはオックスフォードにある
ジョン・ラッドクリッフ病院で
日本とイギリスの乳癌の比較研究を行います。
それまで著者は臨床をしていましたが
2001年に研究のために渡英します。
研究についての内容で興味深かったのは
日本人の乳癌の予後がイギリス人より
良好なことです。
著者はこれを食生活の違いによる
影響と推察しています。
共同研究やプライベートの話など
読みやすく楽しく拝読しました。
特に医師の目から見たイギリスの
医療システムについての見解も
良かったです。
社会人留学や研究留学をされる方、
イギリスの医療分野での留学を検討されている方に、
特にお薦めの本です。