娘が能登ボランティアに参加して

めっちゃいろんなことを学んだみたい。


「まず」

能登は涼しかった。

アスファルトが少なく、

冷房もそこまで強くないせいだと思う。


「地球は温暖化していると思うけど」

アスファルトを変えて、冷房の室外機から

出る熱を遮断したら、そこまで温度は

上がらないと思う。


「今の東京の暑さは

地球温暖化より、

ヒートアイランド現象の方が強いと思う」


ああ、学んで来たなって

思いました。


「それから」

能登は確かに被災しているお家も

あったけど、復興しているところもあった。


「テレビは被害のひどいところしか

放送しないから、

マスコミ報道は偏っている気がする」


・・・!!


イチバン学んで欲しいところを

たった5000円で学んで来やがった。


ボランティア運営団体様々であります。



しかも、しかも、しかも、

娘は今の学校の人たちとはなしが

全く合わないらしいけど、

ボランティアに行った人は全く

人種が違って、めっちゃハナシが

あったらしく、


「今の学校が合わなくても

自分に合う人は絶対にいる。

そういう人がいる世界に

自分は絶対に行きたい」ってなって、

もう、ボランティア運営団体様、

神って感じ。


なんか、帰ってきたとき、

顔まで変わっていて、

それまで見たことないくらい

穏やかな顔でした。


それを見たときに

「本当に高校で苦労しているんだな」って

思いました。



娘の学校は偏差値低学校です。

いや、娘も中2までは

同じカテゴリだったんだけど、

中3から、本好きの友達ができて

小説を読むようになった。


それでも娘も成績は

その学校にふさわしい偏差値だったし、

hspだから、疲れやすい。

しかも、ワクチン接種者が多いから

電車などは危ない。


自転車で通えて、 

勉強は苦労しなくてよくてってとこを

探したらアソコしかなかった。


しかし、

娘はそっからいきなり伸びたから、  

学校の子と会話自体が合わなくなって、

だいたいぼっちになってしまった。


なまぬるく生きてるマジョリティの

みなさんはご存知ないと思いますが、

孤独や極限状況は人を成長させる。


彼女は飛躍的に成長して

大人になった。


その結果、

ますます周りの子と

合わなくなってしまった。


でも、頑張って学校に通ってますけど、

ハナシの通じない人と

いろいろ苦労をしてるんだなって

おもった。


だってさ、

私はPTAをやっていますから、

その親御さんと話すけど、

そりゃアソコの生徒とは

合わないわけだよなって思う。

親からしてどうよって思うところが

結構あるから。


私も、そりゃ、今年は頑張るけど、

来年はどうしようか悩み中。


娘に言ったら、

なんと似たような理由で、

「生徒会止めようかな」って。


いうだけでやらない人の

言ったことをやることに忙殺されて

バカバカしくなったんだって。


「それにさ、私なんかがいても

特に意見をしないから

なんの役にも立たないと思う。

雑用係の1人がいなくなっても

困らないよね」




私も全く同じ理由で

続けるのを考えちゃうんだよね


でもさ、

「あんたのことを考えたら

迷っちゃって」って言ったら


「私のためならやめて。

お母さんが幸せになる道を選んで。


PTAはもともとそういうものでしょ。

意識体も我慢してまでやってほしいとは、

望んでないはず。

お母さんはどうなの?」


えっと


「確かに仕事が煩雑だから、

マニュアルを作らないと回せないから

今、一生懸命作っている。

だから、今年は頑張ろうって思って始めた。


でもさ、今年の人が卒業したら、

口だけの人ばっか残るから

アレやれ、コレやれって言われて

カチンとしてケンカして、

周りから浮いて

孤立する予感しかしない。」



「じゃあ、やめて。

私は大丈夫だから。私は頑張るから

『やめる』って決めて。」


娘は前々から

私によく似てるって思っていたけど、

やっぱりすごく似てる。




価値観が合う人が1人でもいたら、

世の中はわりと幸せ。


長く生きてきて、

娘のように細かいところまで

合う価値観の人に会ったことない。



母娘だからこうなるのか?



他人でここまでわかり合える人は

出てくるのか?



娘は成長して、

ますます私に似てきた。


娘がいてヨカッタって

娘の顔をしみじみ見ながら

思いました。