最近、オフィスの
近所に古本屋があり、
ちょくちょく買ってます。

これ、2002年刊行

えっ、20年前?
はやっっっっ。


思わず「二十四の瞳」の 
素晴らしい書き出しを思い出して
しまいました。


2000年の始めたあたりは
平和でニッポンにお金があったから、
作者の先生は世界中を寄付金で
回って食べ物と尿を集めてきて、
長寿の人は何を食べているのかを
分析して、解説している本です。

カスピ海ヨーグルトを発見したのは
この先生らしく、
当時はフジッコが技術協力をして、
タネ菌を希望者に実費配布を
していたらしく、本にその紹介がされて
ましたが、今は通販サブスク販売。
フジッコ、メシのタネにしてます。
技術協力分を回収に入ってます。

先生は世界各地の人たちの尿回収って、
なかなかチャレンジャーなことを
なさっていたし、

それはカンタンなメディカルチェックと
引き換えたから
医療アクセスの悪い民族からは、
特に熱烈歓迎を受けた。

しかも、「食べ物と健康」っていう
テーマを引っ提げての調査だから、
歓迎の証である各民族選りすぐりの
ご馳走は、基本なんでもお召し上がりに
なられました。

しかし、ドコゾの民族の伝統料理
「モルモットの姿焼」だけは
食べられなかったそうです。

なぜならば、
「自分の研究は、
たくさんの『人工的に作られた
脳梗塞を起こすマウス』の犠牲の元に
成り立っていて、毎年行われる
『実験動物の慰霊祭』には、
欠かさず参加している。
マウスはいわば自分の恩人。
いくらなんでも恩人は食えん」という
極めて繊細な理由らしい。

それを読んで、
「カワハギの干物を焼いたものは
焼死体に似てるから」と、
カワハギがでると、カワの方に
ひっくり返して食べていた刑事のハナシを
思い出しました。

専門職の人って、
オシッコ集めて喜んだり、
焼死体を検分したりして、
市井を生きる小市民からしたら
豪胆な人に思っちゃうけど、
なかなか繊細でかわいらしいですよね。


栄養に関しては
「うん、ふたむかし前の話だよね」って
感じ。遺伝や体質に触れられてない。

発達障害って概念もない時代だし、
マサイ族はマサイミルクだけを
飲む時代だったから
自分の地域で取れるものをノー添加物で
食べていた。  

その内容が悪くて早死が多い
民族もいたけど、
基本、地産地消って感じ。

だけど、今はグローバル化が進み、
西洋の砂糖、油、塩が効いた
マックやコカコーラが
世界中至るところに入り込み

コカコーラに一つの民族が

丸ごと支配されている今に読むと

「むかしむかしの物語ね」って感じる。


令和には、
ちょっと即してないなって感じ。


だって、本当に日本人に
カスピ海ヨーグルトがいいか、とか
マサイミルクは日本人に合っているのかには
触れられてない。

発酵食品がいいってのは確かだけど
日本人には糠漬けの方が
合っているんじゃないか、
みたいな検証はなく、

全世界の尿と食べ物を持ち帰り
分析して、食べ物が健康に与える影響を
検証するにとどまっている。

しかし、
これは2000年初頭には
画期的なことだったに違いない。

それにさ、
先生はめっちゃいい人で
「自分の恩人はネズミ」って言って、
自分の研究は多大なネズミの犠牲の元に
成り立っているって御自覚がある。

バカのみなさんは
ご存知ないかもしれないけど、
コロナワクチンは「治験中」ね。
つまり私たちは先生のネズミと
同じ立ち位置なわけ。

先生はネズミに申し訳ないって
気持ちがあるけど


 

 

キシダは煽り、



 

 

河野太郎は散々勧めておいて
バックれてる。


ワレらはネズミ以下の扱いを
受けているんですよ。
バカのみなさんは
ご存知ないと思いますけどね。