午後の部
川合勇一先生
「逆流性食道炎」
 

 
川合先生を拝見したときに、
「ああ、こういう先生っている」って
思いました。
 
ちょっとお腹が痛い、
風邪引いたってときに
行く近所の病院によくいる先生っていう
雰囲気の先生で、
 
「今日、大阪から来たんですけど
なんと、スマホを忘れて、
『マリオン、朝日ホール』まで
たどりつかなあかんと、必死でした。
 
まあ、なんとか
たどり着けてよかったです」
 
のっけからこんな話をして
みんなを和ませてくれた
 
どこの町にもいる
かかりつけ医の先生って
感じの先生なんですけど、
 
先生こそ、
治療法がきっちり確立している
逆流性食道炎にオーソモレキュラーを
取り入れたすごいドクターなんです。
 
 
この先生を拝見していると
ノーベル賞受賞の島津製作所 田中さんを
思い出しました。
 

 
↑作業着でノーベル賞会見を
しちゃう田中さんみたいに、
偉いのに、偉く見えない人ってたまに
いますよね、そういうタイプの人と
お見受けしました。
 
 
医者とか、弁護士とか、ぼーさんとか
そのテの権威職で、
田中さんみたいなタイプの人って
めっちゃ仕事ができる人が多いというのが
わたしの印象なんで、
 
 
ああ、きっと名医の先生
なんだろうなって感じです。
 
 
先生のクリニックは、
堂々と治療科目に
代替医療を載せていて
 
オーソモレキュラーだけではなく
漢方や腸内フローラ移植とか
有害メタルの検査とかメガビタミン点滴とか
そんなんまでやっていて
すっごくマニアックな病院でビックリしました。
 
メガビタミン点滴とか、
たぶん美容外科でやったら
もっと高いであろうに
良心的な価格帯です。
 
先生は
 
「胃カメラとか大腸内視鏡の検査を
専門にやっています」と、いうことから
逆流性食道炎について
お話を始めました。
 
 
(ロート製薬の説明がわかりやすいから
載せてしまいました)
 
先生は、
「のどがイガイガするから
耳鼻科に行く人もいるんですよ」
 
といって、
 
逆流性食道炎の場合は
保険診療では薬物療法をするのが普通で、
胃酸の分泌を抑える薬を処方しますと。
 
薬のメリットは
すぐ効くことです。
 
デメリットは
止めると再発しやすい、
それから、
 
「胃酸を分泌を抑える薬の
長期服用には問題があります」と。
 
一般的に食事の欧米化により
胃酸分泌は増えてきていると言われているが
胃酸分泌が低下すると
ピロリ菌が増殖してしまうと。
 
本当に
日本人の胃酸は増えているのか?と
先生は言ってました。
 
 
 
胃酸が少なくて起こる症状は
食欲不振
胃もたれ
ガスがたまる
げっぷ
胸やけ
 
だから、胃酸過多と症状が似ていて
 
本当は胃酸が少なくて
胸焼けしたり、げっぷをしているのに
胃酸分泌を抑える薬を飲んでいる人は
結構いるといっていました。
 
実は
胃酸には重要な働きがあって
殺菌効果(ピロリ菌などを増殖させない)
ビタミン・ミネラルの吸収を助ける
タンパク質の消化を助ける働きがある
 
安易に胃酸の分泌を抑える薬を飲むと
ビタミン・ミネラルの吸収が悪くなる
タンパク質の消化が低下する
胃の噴門収縮反射作用が低下して
(胃酸が逆流しないようにするストッパー自体が
いかれてしまうということです)
 
そして、SIBOになると。
 
「逆流性食道炎のコマーシャルは
製薬会社がやっているから
投薬治療を進めるような
内容になっているけど
 
ああいうのは、
安易に飲まないほうがいいですね」と
先生はおっしゃっていました。
 
というわけで
先生はオーソモレキュラーを
取り入れていて、
 
肥満が逆流性食道炎の原因になるから
肥満の人は痩せること。
 
それから、食道の粘膜を改善するために
ビタミンA タンパク質・グルタミン6gを
摂ってもらいますと。
 
「それから、
よく噛むことです。唾液は
天然の胃薬ですから」
 
それから、
食道括約筋弛緩の改善のために
カルシウム・マグネシウムと
運動を進めていますとのことです。
 
 
それもよくならないときは
内視鏡をしますが
「だいたい、これでよくなっています」
ということでした。
 
オーソモレキュラー療法のメリットは
胃酸分泌を抑制しないから
栄養不良にならないことですと
おっしゃっていました。
 
 
この、SIBO、怖いですよ。
最近、癌の原因は腸内のカビではないか
というブログを読んでいて
 
「あれ?
胃に胃酸があるから
酸のあるところには
カビが生えないのに???」
 
って思っていたんですが
 
もしかして、
胃酸の分泌を抑えているから
腸内にカビが生えるというのは
ありうる話なのかもしれませんね。
 
 
胃酸分泌が減って
栄養の吸収が悪くなる
タンパク質の消化が悪くなる
小腸がややられる
 
めっちゃやばいパターン
 
 
 
タンパク質の消化ができなければ
筋肉は落ちるだろうし、
基礎代謝は低下して太るだろうし、
 
ビタミン・ミネラルの吸収が低下したら
白髪も増えるだろうし
つまり、急速に老化する。
 
そこに、小腸がやられたら
メンタルもやられるだろうし。
免疫力も落ちるから
アレルギーが出てきたり
風邪が治らなくなったりするだろう。
 
 

このこわさ

伝わりますか?

 

薬を飲むことで

飲み続けなければいけなくなり

 

薬が次の病気を引き起こして、

そうやっていくうちに

体から免疫力がなくなり

体力がなくなり

栄養がなくなり

 

何でもない常在菌で

感染症を起こして抗生剤を飲んだり

 

風邪が治らなかったり

花粉症がひどくなり

薬を飲まなきゃいけなくなる体に

なっていく

サイクルがあるってことを

 

先生は説明しているんです。

 

 

 

こういうカラダで

ビタミン、ミネラルの吸収も悪い

免疫力も低い人が、

 

首都圏とか、福島に住んでいたら?

 

PM2.5の飛来地域に住んでいたら?

 

何らかの感染症の子供がいる

学校にいたら?

 

 

わたし、

お昼過ぎの講演だから、

眠くならないように

何も食べなかったけど

 

食べなくてよかった。

 

すごくいろんなことを

考えさせられました。