去年の今日のことですが、

わたしは母と一緒に

アルコール依存症で入院した兄を見舞いに行きました。

 

兄はここに入院していたのね。

http://www.kurihama-med.jp/

 

ここは依存症の人を受け入れる

すごく有名なところで

有名すぎて私も知っていました。

 

「どんなところなの?」と、母に聞いたら

「昔からあった精神病院って感じよ。

不便なところにあるし

目の前は海しかないし」

 

兄はたぶん(わたしも)

発達に問題があり、

父親はアルコール依存症で

貧困家庭でありました。

 

人とうまくかかわれなくて

親に問題があって

身なりが貧しければ

だいたい周りとはうまくやれない。

 

兄は弱かったから

いじめられたし、

わたしは強かったから

みんなから嫌われた。

 

兄は相当いじめられたようです。

 

 

それでも普通に国立大学を出て

会社員をしてました。

 

ある日、自分の上司が自殺をして

それがきっかけで

うつ病になり、20年。

 

治ることはなくて

薬の数だけ増えていって、

 

やがて

神障害者保健福祉手帳を取得したと聞きました。

おかげで薬代はただらしい。

 

仕事は続かず、

しばしばうつ病がひどくなり、

今は、母と同居して

母の年金+自分のバイト代で

生活を賄っています。

 

そんな兄とわたしは

全く仲良くないです。

 

兄は私の強さが疎ましいみたいで

 

わたしは、わたしで兄の悪い友達が

出入りをしていた時に

私の貯めていたお金を盗られてこともあり

兄のことは好きではありません。

 

子供のころは

ほとんど話したことはありません。

 

でも、

いちばん、私たちが仲が悪かった原因は

 

私の母という人は

悪気はないのだけど

 

私がいないときは

私の悪口を兄に言って

 

兄がいないときは

兄の悪口を私に言っていたことだと思います。

 

 

 

わたしが30を過ぎてから

父がアルコール依存症から

やがて、アルコール性の認知症になり

暴れまわって精神病院に

強制入院したり、

 

母が腸閉塞になり手術をしたら

軽度の認知症になったりして

 

好むとか好まないとか関係なく

話さなければいけなくなって

 

話してみれば

特に問題のない普通の人で

私たちは、何の問題もない普通の兄妹のような

会話をしたので、

 

やっぱり母親の悪気ない

悪口の効果は絶大だと

しみじみ思いました。

 

 

 

ということを踏まえて

 

わたしは、この逆を

子供たちにしています。

 

海(息子)には

山子(娘)がいかにいい妹か

 

山子には海がいかにいい兄か

本人がいないところで

コソコソ言っています。

 

これはなかなか効果的で

(何しろ、この逆の効果も絶大でしたから。)

海と山子はすごく仲がいいです。

 

 

 

ま、私の子供の話は

さておいて、

 

そんな兄が

行きつけの心療内科にアルコール依存症と

診断されて、入院したので

見に行ったのが去年の今日です。

 

長くなったから続きます。

 

 

 

 

 

 

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