社長講話「働くことと消費すること」 | ラダーサポートのブログ

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札幌・白石区にある 就労継続支援A型事業所の日々。

今回初めて開催した「社長講話」。
ラダーサポートのプログラムの一つとして、ラダー利用者、スタッフに向けて行いました。
 
お話のテーマは、
 
 「働くこと」と「消費すること」

「働くこと」については、羽田空港で清掃員をしている、新津春子さんのことを紹介していただきました。
新津さんはかつての中国残留孤児の2世で、幼いころは中国で育ちました。
来日後も日本語があまり話せない中、清掃の仕事に入り、
今では日本で一番の清掃員の証であるビルクリーニング技能士日本一最年少
しかも女性で初めてなった方です。
その中で、清掃の仕事の意義をこのようにお話していただきました。
        1.きちんとした技術が身につく仕事
        2.腕をみがくチャンスがある仕事
        3.地味だけど大切な仕事
        4.毎日続ける終わりのない仕事
        5.気持ちよい環境を守り続ける仕事
清掃の仕事はあまり人気のある仕事ではありませんが、奥が深い仕事です。
どの道にもプロがいて、その人の言葉はとても力強く感じました。
 
次に「消費すること」です。これは社長の生活体験を交えたお話でした。
「今、料理に岩塩を使っています。一回使うと普通の塩では物足りないんだよね。」
「入浴剤も使っちゃうと、これがないと何か物足りないんだよね。」
今は消費社会になっていて、身の回りには様々なモノがあふれています。
長く楽しく働くためには、
何か自分が豊かに感じる生活が必要です。
でも何でもかんでも買っては、借金で困ります。
そのため良い意味で、選ぶ力、断る力、あきらめる力がいるんです。
講和終了後、参加した人の中に、
「私もバリ島の岩塩使ってます。何かおいしく感じるんですよね。」
という方や、
「今は親と同居しているけど、一人暮らししたら自分で管理しないと。」
と感じた方もいました。
 
長く働き続けるには、働くモチベーションが大事なんですね。