あいち航空ミュージアム(2021/7/22) | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

小牧 名古屋空港

県営あいち航空ミュージアム 2021年7月21日

 

 

五輪連休初日、抜けるような青空となりました

外出日和ですが流石に暑そうなので屋内施設

あいち航空ミュージアムにお出かけです

 

栄バスターミナルからバスで一本、国際空港の立場はセントレアに譲りましたが

空港だけあってアクセスは良い方です、欲を言えば直通電車がほしいですが

 

 

あいち航空ミュージアムに来るのは2年ほど前のスピットファイアの来訪時

あの時は入場行列が外まで伸びていました

 

 

ハコとしては三菱のMRJ実機の展示を目玉に据えていた施設なのですが

MRJはアレがアレなのでホールで一番大きい機体はYS-11です

近場のかかみがはら航空宇宙博物館に比べてパンチが弱いのでもうちょっと

何かほしいですね…

 

模型製作者的に見応えがあるのが日本の名機100選コーナーです

日本の航空分野の黎明期の輸入機・試作機から現用機まで大スケール(1/25)の

模型が展示されているコーナー、マイナー機や日本仕様の塗装が珍しい機体もあって楽しいです

先日作ったフェリックストゥ飛行艇もありました

この塗装でも作ってみたいですね

 

フロアを降りるとMRJの胴体模型

本物の展示はいつになるでしょうかね

 

MH2000ヘリコプター

エンジンまで国産の日本初の純国産ヘリコプターという偉業を果たしつつ

機体認可後にポコポコ欠陥が見つかり僅か数機で販売を終えるという大失敗となった機体

ある意味YS-11よりもレアな展示なのです

館内ガイドでも失敗の方をほとんど触れませんが…

 

MU-300ビジネスジェット

優秀な性能とコストパフォーマンスで市場から期待されながらも

メインターゲットである米国の航空機安全審査基準の厳格化に対する楽観視から

いざ審査対象となった際に大幅な改修・再審査を要求されるハメになった機体

三菱のMU-300としてのセールスは失敗しビーチクラフト社に生産・販売権が譲られましたが

ビーチ社の販路のビーチジェット400(現在はホーカー400)は米軍の練習機に採用されるなど

ビジネスジェットのベストセラーなりました

機体は良くても市場の動向を軽視すると売れる物も売れないというお話ですね

 

 

格納庫の片隅ではDC-3による世界一周フライトの写真展が

入館時に貰えた応募券で写真が貰える抽選にチャレンジできるようなのでせっかくなので応募です

当たると良いな、またここまで取りに来ないといけないのはちょっと億劫ですが

 

民間機ばかりの展示の中で異色の零戦(実物大模型)

実質三菱航空博物館のココなので零戦があるのも当然なようで

実は開館当初は実物大模型じゃなくて三菱所有の復元実機を収蔵していながら

戦争に関わるモノを展示するのは何やらという理由で物置のような狭い区画に配置して

館内案内にも零戦の存在を書いていなかったという酷い扱いでした

結局復元実機は三菱に返却され、その後にこの実物大模型が展示される訳ですが

今度はホールのど真ん中、方針の変化なんでしょうがすこしモニョモニョする話

 

さて今回あいち航空ミュージアムにきたメインの目的です

航空機プラモコンテストの審査通過作品の展示です

自分ではプラモを作る事は殆どないのですが人の作品を見るのは大好きなので

こういう展示を近場で見れるのは嬉しいですね

ルーキーで居られるのは2年まで…オッサンは心も技術もいつまでもルーキーですが

 

ジュニア・シニア問わず力作ぞろいで目の保養になりました

 

発表時にはデジカメの電池を切らしてしまっていたのですが

中央のステージで受賞作の発表と審査員の講評がありました

なんとファンモールドの社長がいらっしゃってました

模型の審査でどんなところに注目されるか、と言うのを生で聞ける機会は珍しいので

為になりましたね、まぁ自分には縁がないのですが

 

MU-2とYS-11

YS-11は言わずもがなMU-2も日本や米国のみならず世界で幅広く運用された名機です

だけどこのミュージアムでは扱い小さ目、こんな機体がありました程度です

せっかくこれだけ三菱の民間機が揃っているのだから

ただスペックと並べておくだけじゃなくて

セールス的に成功した機体と失敗した機体、と言う視点でガイドがあると

面白いと思うんですよね、ここの展示って

・・・もちろん〆はMRJで

 

屋上の展望デッキで飛行機をしばらく眺めて帰宅です

さてさて残りの連休をどう過ごしましょうか