ブラックバーンAD スカウト(1:144) ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

Blackburn AD Scout(murphs-models 1:144)
ブラックバーンAD スカウト戦闘機
1:144スケール ペーパークラフト

 

息抜きの144航空機、ブラックバーンADスカウト戦闘機完成です
英国面的な意味でイギリスの有名航空機メーカー、ブラックバーンエアクラフトによる試作航空機
社名の後のADは英国海軍航空課(Air Department)の主導の計画に依ります
 
スカウト(斥候)の機体名に反して戦闘機、しかも対飛行船専用の迎撃機という
特殊な用途を想定した航空機
 
武装も特殊で通常の機関銃ではなく40mmデイビス式無反動砲
(砲弾と同じ重さのカウンターウェイトを反対側に射出して反動を打ち消す無反動砲)
を予定してました
 
目標が低速の飛行船だからか武装が無反動砲と言う特殊性からか
機体も見ての通りの変なスタイルになってしまいました
 
この機体、見た目によらず飛行性能が良かった…などと言う事もなく
戦闘機としては問題のある操縦性だったようです
また搭載を予定されていた40mm無反動砲は単座の当機では再装填もままならず
結局通常の機関銃が搭載される事になります
最初から英国海軍航空課の仕様がおかしかったと思われるこの機体、4機が納入されましたが
特に使用される事もなくほどなく解体処分、航空機の軍事利用の黎明期にあった迷走の一つでした。
 
 
実はこのモデルを作ったのはこれで2度目
ペーパークラフトを作り始めた最初の時期にモデルデータの原寸(1:28)で作ったアイテム、
慣れないうちに作った物だけあって補強も不十分で保管状態も悪く
崩壊寸前(写真は応急処置した状態)だったので今回は手頃なサイズで作り直しました
同じ機体をスケール違いで作り直せるのもペーパークラフトの面白い所です
 
 
以下は前回の製作の続きです
下翼と尾翼を繋ぐブーム
今回の支柱類は基本的にワイヤーを型紙で挟んで余剰部をカットする形で作りました
同じ要領で上下翼の支柱も取り付け
 
機体下面に伸びるスキッドを作ります
胴体が高い位置にあるので胴体用の支柱だけ竹馬のように長く伸びています
 
明らかに強度が不足しそうな箇所なので長い支柱もワイヤーで補強
 
胴体後方に露出しているエンジン
シリンダーが9本もあってある意味機体本体よりも手間のかかった部分
シリンダーを取り付け
パイプは型紙の部品ではなく細いワイヤーを使用しました
スキッドにつける車輪も作って
完成です
初期の工作でいつか作りなおしたかったこのモデル
現時点ではこんな感じになりました