Brewster Buffalo Mk.1, 453 Squadron RAAF
(Scissors and Planes-Brent's Repaints)
1:144 ペーパークラフト
1日遅れとなりましたがあけましておめでとうございます、
今年もよろしくお願いいたします
今年の元日も大須演芸場で初寄席を見がてら大須観音にお参りでした
獅子舞でお目出度い気分に
今年の初製作は丑年にちなんで米海軍の戦間期の戦闘機バッファロー
イギリス海軍仕様のモデルを製作です
米海軍が艦上戦闘機を複葉機から単葉機に切り替え始めた時期の戦闘機
海軍の出した要求仕様に対してブリュースター、セバスキー、グラマンの3社が
試作機を提出しました
本命と目されていたグラマン社の試作機(後のF4Fワイルドキャット)の
完成度がいま一つだった事もありブリュースターの試作機がF2A(バッファロー)として
採用に至ります
因みに番号はF2Aでもブリュースターの2番目の制式戦闘機ではなく
重複回避のためにFAが飛ばされた結果の採番の為ブリュースターでは初の制式戦闘機
航空機メーカーとしては新興のブリュースターにとっては大抜擢の
海軍の制式戦闘機採用でしたが同社にとっても新技術の多い全金属の単葉機
経験不足や生産工場の少なさが祟り納入が遅延します
一方、ブリュースターの生産力を最初から承知の上だった海軍は
グラマンに一旦ボツにした試作機の改良を要求していました
F2Aの生産が軌道に乗る頃にはグラマンの試作機はF4Fとして正式採用され
後追いで配備され始めたにも関わらずグラマンの圧倒的な生産力により
実質的な主力機艦上戦闘機となります
結局発注元の米海軍においてはF4F制式化までのポイントリリーフ…というより
グラマンに発破をかける当て馬だったのではないかと思うような扱いですが
折角確保した生産ライン、米軍では使わなくてもイギリスはじめヨーロッパ各国に
生産・輸出されました、輸出先でも概ねパッとしない不遇な機体でしたが
例外的にフィンランドでは大活躍、不遇なだけには終わらない華を飾りました
製作モデルはScissors and Planesシリーズより
Ecardmodelsで販売されているBrent氏によるリカラーモデルです
販売まではいかなくても自分もちょっとしたリカラー位出来るようになりたいですね
バッファローだと日本帝国陸軍の鹵獲機塗装が魅力的です
寸胴の機体なので胴体部分は部品少な目
カウリングは意外と細かく分割されています
エンジンがちゃんと奥まってていい質感
いつも通りに主翼の補強に針金を使用
士の字に組んだら次は着陸脚
Y字の脚柱でタイヤを支持するちょっと珍しい形
どんな風に引き込み動作をするのか、と想像すると面白いです
因みに機体底面の塗装があしゅら男爵みたいになっているのは
色指定ミスとかではなく識別色、防空用の戦闘機は地上の味方高射砲から
の誤射を避けるため迷彩効果よりも地上から見て識別されやすい塗装を優先する
事がありました
最後にプロペラを製作
アンテナとプロペラを付けて完成です
製作時間は4時間ほど
年末だらだら過ごしてたのもあってまずはちょっとリハビリ製作でした