カードモデルのダウンロード販売サイト「ZarkovModels」で購入した
アメリカ海軍の試作戦闘機XF5Uフランイングパンケーキのペーパークラフトです。
設計者:Emil Zarkov氏 ModelArtシリーズ スケール1:32
ここ最近は艦艇モデルや小スケール(1:144)の航空機ばかり作っていたので
思い切って大スケールの航空機に挑戦しました
高ディティールの航空機カードモデルでは草分け的な存在の
ModelArtシリーズから米海軍の珍機フライングパンケーキを選択
約8ユーロでのデータダウンロード購入です
型紙は機体の外装がA4で8枚、フレーム部品が2枚、別部品化されてる糊代が2枚の
計12枚、自分で印刷すると中々大変です
1:32スケールで完成すると機体長が約28cm、幅も尾翼の部分でほぼ同じ28cm
プロペラを地面に水平にした時が一番場所を取って幅30cmを超えます
見た目は奇抜ですが基本的には胴体(円盤)から機首や尾翼が生えてる構造なので
円盤部分を乗り切ればサクサク作る事が出来ます
円盤部分はがっつりフレームが入っていて
作るのは面倒ですが作ってしまえばカッチリ形が決まる構造
オプションとして燃料タンクと爆弾が付属、今回は爆弾で製作
操縦席の再現部品もあり、風防は紙で作る透けない場合の型紙と
透明シートで作製する場合の透過部分とフレームが別になった型紙が用意されています
大スケールモデルでは初めて透過キャノピーに挑戦しました
型を作ってヒートプレスで自作…とかいつかできるようになりたいものです
アメリカ軍が空飛ぶ円盤を作っていた、とかコレが本当に飛ぶのか、的な
ニュアンスで紹介される事が多いこの機体、ほぼ同型でハーフサイズの
実験機V-173が良好な飛行性能を実証するなど飛ぶことに関しては
不安は無かったと思われます
中型機用エンジンの双発搭載、
複雑な可変ピッチ大型4枚プロペラなど艦上単座戦闘機として明らかなオーバーコスト、
機体前面をほぼ全てプロペラの回転面が覆う為、当時標準的な戦闘機の副武装になっていた
ロケット弾などの前方射出兵装が搭載出来ない事、
何より開発の遅延により既にプロペラ戦闘機が時代遅れとなっていた為に開発は中止
飛行試験を待つのみまでに完成していたこの機体は実際に飛行する事なくスクラップ処分されました
問題の巨大なプロペラ、横から見るとキャノピーが少し浮いてる…直さなきゃ
プラモデルではハセガワの1:72、海外メーカーの1:48などがありますが
もっと大きいフライングパンケーキを作りたい方にどうぞ