月刊モデルグラフィックス1985年2~3月号付録ペーパートイ
1/144スケール ボストニア王国WP-30重空中戦艦(1/400縮小)
先週くらいからiPhoneの調子が悪くバッテリー残量が90%以上と10%以下を行ったり来たりしたり
フル充電から数分でシャットダウンしたりと困った状況、
バッテリー劣化を疑い予約を取って本日アップルストアに出かけたところ
バッテリーが膨らんで基盤を圧迫していたとの事、ハード不良対応という事で
無償でその場でiPhone本体ごと新品に交換して貰えました。
有償のバッテリー交換のつもりでいたので少し得した気分です
(購入時のサポート費に含まれている訳ですが)
先日製作した「海鳥」に続いて今回も架空機を作っていきます
現在でも毎月書店に並ぶ月刊模型誌「モデルグラフィックス」
その創刊当時は付録に様々なペーパークラフトが付属していました
今回製作はそのうちの一つ、1985年2月号~3月号の付録になります。
元は1/144スケールですが今回は自分の良く作る艦船モデルのスケールに合わせて
1/400に縮小して製作、航空機としては元が大きいのでそれでも結構なサイズです
古い雑誌なのでなかなか入手機会がないのですが運よく古本屋で見かけた物を購入
モデルは当時モデルグラフィックスで連載していた
宮崎駿先生のイラストコラムに登場する爆撃機
架空機とは言いますが戦前に実在した巨大旅客機ユンカースG.38を元に
架空のヨーロッパ国家が爆撃機として完成させたら…とい設定に基づいた存在なので
実在する航空機の架空バリエーション、くらいのリアリティ
ミリタリーネタに詳しい人ならご存じの通りユンカースG.38が原型の爆撃機と言うのは
日本陸軍の九二式重爆撃機が元ネタ(画像はかがみがはら航空宇宙博物館の模型)
宮崎先生による「より爆撃機として洗練されたらどうなるか」という空想の産物
ペーパーモデルの方は絶版ですがイラストコラムは「宮崎駿の雑想ノート」として
現在も出版されています、昨今の「世界のジブリの宮崎監督」という肩書では無かった時代の
戦争自体は愚かしい、としながらも兵器やメカニズム、それを扱う人々の物語が大好きな
ミリタリーオタク全面の宮崎駿先生を感じる一冊、お勧めです
前置きが長くなりましたが製作開始、今日は主翼の完成まで進めます
G.38の特徴の非常に分厚い主翼、丸みを潰さないように折り目を付けずに曲げます
このスケールだと紙一枚の厚さでも繋ぎ目は目立ってしまうので糊代は別パーツ化
曲面部分の糊代は型紙指定より細かく刻んでおきます
スケールを問わず基本的に筒を繋ぐような組み立てが求められる部分では糊代を
別パーツにして継ぎ手のように部品同士を繋いだ方が作業も楽で見目も綺麗に仕上がります
パッと見の部品や作業数が増えて面倒そうに見えますがトータルでの難易度は
むしろ下がる加工なので慣れていない人ほどお勧め
主翼に付ける各部品
エンジンカウル、エルロン、銃座を作成
元の1/144スケールでもなかなかエルロン/フラップまで
別パーツの航空機モデルは無いのですが付録ながらこだわりのモデルです
一通りの部品を接着して主翼完成
普通の戦闘機と比べると巨大さが判ります
元ネタG.38で全幅44m、1930年代に飛んでいた飛行機ですがB-29(43m)よりデカいです
明日は胴体から作業再開、のんびり1週間くらいの目標で作成していきます





