「腕時計が無い」と、大騒ぎになった朝。 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。久しぶりのブログを、書いています。まだ、時間的な余裕が出来た訳ではないのですが、残しておきたいと思いました。

 

今朝、5:38に、家を出た息子が、5:40に、「緊急事態、腕時計を忘れた!!」と、言って、戻ってきました。

 

いつも、腕時計を入れてあるコタツテーブルの上のケースは、空です。

 

コタツの下や、息子の絵の道具、リビングのあちこちを探しましたが、出てきません。

 

腕時計を、名札の横につけて、午前午後、場所ごとに、仕事を始めた時間、終わった時間を勤務表に書くルールなのだそうです。仕方がないので、母の腕時計を渡そうとしたのですが、アナログなので、却下(アナログも読めますが、自分の時計でないとダメなようです)

 

「このまま腕時計が無かったら、○○線の電車の中で、腕時計が無い~、ウォー!!って、叫ぶけどいい?」と、危険なことを言い出した息子。

 

強い口調で、注意は、火に油を注ぎます。冷静に、静かな声で、「電車の中で叫ぶと、危ない人だと思われます。電車の迷惑行為です。止めましょう」と、いいました。

 

イライラと、部屋をぐるぐる回る息子、パニック寸前です。一色触発、このままだと、会社に行けません。困りました。

 

その時に、以前使っていた、腕のバンドの切れかけた腕時計をとっておいたことを思いだし、慌てて戸棚から出してきて、息子に手渡しました。「これでもいい」と言って、会社に行く気になってくれました。

 

電車の時間に間にあわなくなるので、急いで、車で送ることにしました。そこで、衝撃の事実発見。

 

古い腕時計をしようと、息子が腕まくりすると、そこには、今使っている腕時計があるではありませんか。

 

「お母さん、僕、腕時計してた。これ要らない・・・」と、古い腕時計を返してきました。

 

自閉症の子のあるある、「見えないものは、無い物」。そこからは、息子は、ケロッとして落ち着きました。

 

ここで、怒るのは絶対NG。

 

静かに、落ち着いた声で「腕時計見つかってよかったね。また、無くなるといけないから、5/26のお給料日に、予備の腕時計を買っておこうね」と、提案しておきました。

 

朝の怒涛の10分間。冷や汗ものでしたが、何と息子の勘違い。

 

焦りましたが、パニックにもならず、ベストな対処が出来たと思います。自閉症の母を22年間やっていると、緊急事態対応のスキルもあがりあますね。、

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子が、「出来た~」と、見せてくれたキャラ鉄の絵です。なんでも、2024年のバレンタイン用だそうです。

 

気が早い息子ですが、創作意欲は、泉のように湧き出ています。

 

 

 

追伸

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