障害者が農業で働くことの具体的な成功例2 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。実家の玄関横の菊の上にカマキリを見つけました。ここ以外にも、3か所でカマキリをみました。父曰く、冬に備えての産卵前のメスだそうです。10センチ以上ある、大きさです。

 

 

昨日の続きです。27日~29日の朝日新聞の朝刊「けいざい+」に、「障害者農業で働く」という記事が載っていました。福祉事業所が農業を仕事とするということの成功例が取り上げられていました。

 

成功例その2です。さいたま市桜区の就労継続型A型事業所です。シイタケの菌床栽培をしています。2015年の開所以来、事業は好調に伸び、今では年間売上高は、約1億円だそうです。

 

シイタケの菌床栽培の仕事は、栽培管理とパック詰めに分かれていて、双方、配送までを兼務して、店頭売れ行き情報等を利用者で共有しているそうです。同僚と共有することで、「自分のこと」という意識に繋がるそうです。

 

手作業の収穫、パック詰め、シール張り等、様々な工程があるので、個人の状況によって、自分にあった仕事が提供されているそうです。

 

A型事業所なので、障害福祉サービス等報酬で、数千円の公費収入があるが、それを除いても黒字だそうです。就労継続A型事業所としては、すごいことです。

 

利用者は、1日4~7時間働きます。勤務時間が長くなると時給も上がります。この事業所の特徴は、出来るだけ職員が業務の指示を出さないようにして、利用者に権限を持たせているそうです。

 

スーパーへの納品を任せて、価格交渉をしてもらったり、シイタケハウスの温度や湿度、二酸化炭素の濃度をどうするか、チームで話し合って決めるようにしていて、仕事に対するモチベーションが高いそうです。

 

早い人は、3年で卒業して、企業就職する人もいるそうです。珍しいことに、自分のやっていた仕事を頼める「後継者」を育てることも、仕事とされているそうです。素晴らしい取り組みですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

ガイヘルさんと出かけた息子。朝、ガイヘルさんに、今日、自分の行きたいところを紙に書きだして渡していました。

 

自分の希望を、伝えるための視覚指示を、うまく使っていました。

 

追伸

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