探し物が見つからず、プチパニックに・・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。玄関横に、レモンの木が生えているのですが、そこで、何匹も育っていたクロスジアゲハの幼虫が1匹もいなくなってしまいました。

 

今朝見たら、カマキリがレモンの木にいて、枝に擬態していました。幼虫を全部食べてしまった犯人のようです。

 

 

明日からの家族旅行の準備をしていた息子。首から下げる、懐中電灯がみつかりません(冬の間だけ、朝、通勤時に首から下げて使っていました)

 

いつも、会社へ行くものを入れておく籠にも、棚にもありません。2階の自分の部屋も探しますが、見つからず、大騒ぎです。イライラ、文句を言って、プチパニックです。

 

寝る時間が迫っているので、余計イライラします。でも、懐中電灯が見つからないと寝られないようで、寝ようとしません。

 

仕方ないので、代替え案を提案しました。キーホルダーの小さいLEDライトを渡して、「これ小さいけど、明るく照らせるから大丈夫だよ」と言いました。

 

一応、気持ちの切り替えが付いたのか、2階へ上がっていきました。

 

その後、母も、息子の懐中電灯を探しました。リビングを探しても、見つからないので、冬に息子の来ていたジャンパーのポケットを探したところ見つかりました。

 

慌てて、2階へ持っていくと、ベットには入っていたものの、まだ寝ていなかった息子。ほっとして、懐中電灯を荷物に入れて、やって寝てくれました。

 

代わりの懐中電灯ががあるからと、半分なっとくしつつも、やはり自分のものを持っていきたいという気持ちで、不安な気持ちだったようです。

 

もっと、早めに準備して探せばいいことなので、息子には、「旅行の準備は、前日ではなく、1日前までにします」と、約束してもらいました。

 

「急な予定変更を、どう受け入れるか」ということは、自閉症の子の特性からすると、なかなか難しい課題です。それぞれ納得する方法は、違いますが、以前、ブログに書いた、楽しみにしていた親の会のキャンプが中止になった時の息子の場合です。

 

〇変更になったことを、シンプルに言葉で伝える。今回なら、「台風でキャンプには、行きません。」と、言いました。

 →「残念だったね」とか、「また、今度があるよ」などと、いう慰めはいらないです。事実のみを分かる言葉で伝えるのが一番です。

 

〇言葉だけでなく、文字で訂正する。新しいスケジュールを見せる。

 →言葉で、言ったことは、消えてしまいますが、文字にしたものは、何回も見直せます。自閉症の子は、視覚的に強いので、有効です。変更スケジュールがキャンプLINEで、まわって来たので、それを見せました。

 

〇親が言うより、他人が言う方が納得する。

 →今回は、キャンプリーダーの方からのLINEをみて、ずいぶん納得してくれました。

 

〇代替えの日や代替えのことを、用意する。

 →別な日に延期出来る場合は、その日を具体的に提示する(カレンダーに書きこむ)今回のハヤシライスのように、そこでできなかった事を、別な場所でやってみる。もっと楽しいこと、子どもの興味のあることを提案してみる。

 

〇時間が解決することもあるので、文句をいったり、怒ったり、暴れたりしても、そのままほっておきます。

 →悔しかったり、残念な気持ちは、誰もが持ちます。しょうがないですよね。その気持ちを尊重して、見守ります。

 

以上が、我が家の急な予定変更の対応方法です。

 

小さい頃は、パニックになり、ショックを長い時間引きずりましたが、今は、代替え案やあきらめることも、出来るようになってきました。今回のことも、代替え案で、少し落ち着けたのは、成長だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

家族旅行が楽しみな息子。行った先の駅にくる、珍しい貨物列車の情報や乗る新幹線の型番、途中の列車基地情報まで、詳しく調べて、プレゼンしてくれました。

 

鉄道博士になった気分です。

 

追伸

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