LADです。今日は、県の親の会の総会の下見&準備に、隣の市まで行ってきました。来年度は、私の住んでいる地区が総会の主催になります。来年のことを考えながら、いろいろお手伝いしてきました。
コロナが、ずいぶんおさまり、今年は「学校行事」が色々復活しています。運動会や遠足、修学旅行、社会科見学などです。
自閉症の子は、初めての場所、いつもと違う行動が苦手です。落ち着かなくなったり、パニックになる子もいます。行事に参加するのが、不安だというお子さんや親御さんの話をよくききます。
無理に参加して、トラウマになったり、交流級に行くことを嫌がったり、自信をなくしたり、マイナスなことが多いので、参加させない、当日学校を休ませるというご家庭もあると思います。
でも、出来るだけ同年代の子との交流や思い出作りを考えれば、参加させてあげたいのが、親心です。
できれば、行事の前に、「下見」できなくても、「どこへ行くのか、何をするのか」見通しを立ててあげて、「事前準備」をしっかりすることをお薦めします。
息子の時にした、下見や準備。息子は、トイレに「エアータオル」があると使えないし、初めての場所の不安がとても強かったので、積極的に下見に行きました。
○遠足、修学旅行などは、実際に行けたり、体験できるなら、行事前に、家族で先に下見に行く。
→遠足で行くダムやミュージアム、修学旅行と同じコースを、家族旅行で先に回っておきました。トイレ、息子が気になって行ってしまう場所の、ここに居ると落ち着く場所をチェック、事前に先生に伝える。
→体験で、楽焼でマグカップに絵付けをする、陶芸をして、お皿を作るなどがあるなら、家でマグカップ(100円ショップで買った)に、マジックで、当日描きたい絵を描かせて当日迷わないようにするとか、紙粘土で、実際にお皿を作ってみる。
→遠いところなどで、下見に行けなかったり、家で試せない時は、ホームページやYouTubeなどを活用して、視覚的に、見せたり、疑似体験さる。一度見たり、何をするのかの見通しがたっていれば、初めてのことにはなりません。
○遠足や修学旅行の冊子をもらったら、親が読み込んで、下見の結果や子どもの障害特性にかんがみて、注意するべきポイントやお願いを、A4の紙に書いて事前に渡す。
→紙1枚にすることで、付き添う先生がもっていきやすい。当日、急遽別の先生が担当でも、支援をしてもらえる。
→例えば、キャンプの夕飯はカレーだったら、カレールーと、ご飯は、別々にしてくださいとか、寝る時に、お気に入りのタオルが無いと眠れませんとか、こどもがひっかかるであろうことを、先に先生にお知らせしておく。
○迷子の時の対応。いなくなってしまった時に、どうするかを事前に決めておく。
→迷子になったら、見失った場所で待っていてください、戻ってきます。迷子札をつけているので、どこかで保護されれば、母に連絡が来るようになっていますと、伝えておく。
○運動会の練習や当日のフォロー体制について。
→ダンスなどは、録画を先生にしてもらい、それを見て家で練習。組体操や団体行動は、みんながまとまっていなくて、ざわざわしている最初からの参加無理。みんなが、うまくなってから端っこに参加させてもらって、練習時間を短縮してもらいました。
→当日は、「途中でやめたり、最悪、家に帰っても大丈夫です」と伝えて、調子が悪ければ無理しないでいい旨を、先に先生に伝えておきました。支援級ですが、親が、フォローして、席運動会中、付き添っていました。べったり横でなく、生徒席の一番後ろの席に、母が待機。何かあれば、すぐ駆けつけて、対応するようにした。
→並んで待つ場所に、チョークなどで、円を書いてもらい、居場所をつくってもらう。「ここに居て」ではなく、「○○君と○○さんの間に立って」という風に、どこに居ればいいのか視覚化してもらった。
→「○○君の後に続いて走って・・・」、「前に立っている体育委員さんと同じ体操して・・」など、誰を真似すればいいのかを、具体的に教えてもらった。自分で覚えることが難しくても、マネることは、比較的出来たので・・・
以上のような「下見」や「事前準備」を、して、行事にのぞんでいました。大変だし、なんで親がやらないといけないのかと思うとおもいますが、子どもが、初めての行事に参加する不安を、和らげることができます。学校のことですが、親の出来る支援だと思います。
【今日のいいとこ探し】
息子の新作の「キャラ鉄」の絵です。最近、下絵には、定規を使っていることがわかりました。パンタグラフなどは、まっすぐ描きたいようです。
追伸
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