LADです。今年、自治会の「組長」をやることになりました。11年に1回ってきます。自治会費を集めないといけないので、朝から、町内をあちこち歩いてきました。息子の登校班で一緒だったお母さんたちともお話できて、息子の近況などを伝えることが出来ました。途中、つつじが満開できれいでした。
先日、養護学校の就労支援のブログを書きました。実際に、養護学校を卒業した後、どういう進路があるのか聞かれました。
養護学校で、3年かけて、子どもは、身辺自立や就労に向けてのスキルアップ、「働くこととは、どういうことか?」を学びます。親は、様々な進路先の見学などをして、わが子にあった卒業後の進路を決めていきます。
「一般企業就労」について書きたいと思います。障害があることをオープンにして、療育/精神手帳などを使った「福祉枠」就職と障害をオープンにしない「クローズ」就職があります。
どんなスキルがあれば、一般企業就労(福祉就労)できるのかという、私見ですが書いておきます。
○1日立ち仕事、7(8)時間労働が出来る体力がある。平日週5日間、通勤できる基礎体力が必要。休めるのは、有給の範囲。
○電車やバスを使った公共交通機関を利用した、自立通勤が出来る。電車の人身事故や天候不順にも対応ができる。
○言葉での指示で、ある程度、行動できる。職場が、全員障害理解があるわけでないことが多いので、視覚支援中心の環境でないことが多い。
○言われたことを、素直に実行できる、仕事の好き嫌いを言わない。(会社は、利益を出すために、社員を雇って働いてもらっている)
○会社側の意見として、いろいろできなくても、入社してから、仕事は教えるので、教わる姿勢のある子を雇いたいそうです。
○挨拶や謝罪がきちっとできる。言葉使いが丁寧で、相手を不快にさせない。
○簡単なパソコン入力ができる。休みの申請がパソコン入力だったり、対人面の苦手さを考慮して、資料や伝票等の入力作業の業務になることもある。
○時計や時間の意味が理解できている。アナログ、デジタルどちらも時計が理解できている。腕時計が出来る。時間の概念として、例、10分後、10分前、10分間の意味が分かる。
○模倣(マネ)で、仕事が出来る。お手本通りの手順や作成が出来る。教わる姿勢ができていることが前提。同じ仕事を、ずっとやれるとは限らないので、指示されたら、変更できる柔軟性が必要。
○パターン化された「報連相」ができる。漢字(小3くらい)の読み書きができる。仕事が終わったら報告、何か変化があった時に、連絡して指示を仰ぐ、困ったことがあったら相談するスキルが必要。
○スマホ・携帯が使える。通勤中のトラブル報告や職場での作業の終了等を、自分から連絡できる。会社から言われたアプリ等をいれて、使いこなせる。
○お金の価値がわかる。労働の対価に、お給料が出ることがわかる。ある程度、お金の管理ができる(最低賃金は、もらえるので、障害者としては大きな金額を手にすることができるので、騙されたり、自分で散財してしまう可能性がある)
○他人を不快にしないように、清潔に、自分の体や服装を保てる。
○具合の悪い時、不調の時に、会社に連絡したり、休むことができる。コロナ禍なので、毎日熱を測るなど、体調管理は、厳しい。
以上、今まで、一般企業に就職した子の話や、企業の採用関係者に聞いた話をまとめてみました。会社によって、必要とされるスキルや自立度合いは、違います。
一般企業就労は、本人のスキル以外に、社長や役員のお眼鏡にかなうかどうか、社員さんが受け入れてくれるというかどうかなど、本人の努力でどうにもならない要素が沢山あります。
一般社員の中に、障害者は、1人という職場も少なくありません。働く環境という面では、直接指導する方の障害理解の深さ、支援スキルによるところが大きいと言わざるを得ません。
ご縁や運という、自分ではどうにもならない要素が多いともいえると思います。
【今日のいいとこ探し】
息子は、今日は会社はお休みです。家にずっといると、腰が痛くなるというので、散歩がてら歩いて駅ビルまで買い物に行きました。
帰りは、重いノンアルコールの缶やかさ張る袋めんの袋など、買ったものを自分のエコバックで、持って帰ってくれました。助かりました。
追伸
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