グレーゾーンの人たちへのわかりやすい指示の方法 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。こんな不思議な段ボールを、見つけました。蝶ネクタイのかわいいフクロウの絵が描いてあるので、箱にも「フクロウ」と書いてあるのだと思ったら、「フクウロ」でした。

 

調べてみたら、宅配で洋服買取りするお店でした。「服を売る」と、かけてあるそうです。

 

 

グレーゾーンの人たちへのわかりやすい指示の方法について、質問されました。

 

グレーゾーンとは、発達障害の診断は受けていないが、障害特性をもてっていて、何らかの困り感、生きずらさをもっている人のことをいいます。

 

本人独自のこだわりや障害特性からくる他人の立場に立てないという対人面での苦手さから、周りから、「ちょっと変わった人、距離感の無い人、よくわからない人・・・」と言われることがあるようです。

 

そんなグレーゾーンの人からの距離感の無い接近について相談を立て続けに受けました。

 

1人は、高校生の女の子、グレーゾーンの子がクラスにいるのだが、仲良しグループで話していると、突然割り込んできて、好き勝手な話を続けてくる。学校帰りに出かける約束をすると、勝手についてくて困っている。

 

話の輪に入ってきたら、返事をしない、話すのをやめるなど、やんわりと、入ってきて欲しくないアピールはするが、まったく我関せずなのだそうです。

 

もう1人は、大学生の男の子。相談の女の子に、何かにつけて、頼ってきて、レポート提出など、頼りっきり。夜中に突然の電話やLINEがくる。校内では、やたらと隣に座りたがり、困っている。

 

周りに聞いてみると、複数の女子から、同じような困り感の相談があったそうです。距離感がわからないようです。

 

好意を持たれているようなのだが、自分には、彼氏がいる。「バレンタインチョコを本命に渡すので作っている話や休みの日は、他の男の子と会う約束をしている」と言っているが、わかっていないのか、猛烈にアピールされて困っているそうです。

 

どちらのケースも、相談者は、相手を傷つけないように、やんわりと断ったり、自然に相手が、「受けれ入れられていない」と気づくようにしようとしてます。優しいのです。いきなり拒否はしないで、穏便にすまそうとする、処世術です。

 

しかし、グレーゾーンの人には、この優しい「やんわりとした断り」が、わかりません。「場の雰囲気を読む」ことが苦手なので、その子のためにも、はっきり具体的に拒否をすることをすすめました。

 

1人目の子には、グループのメンバーが誰なのかを、はっきりと伝え、今日は、このメンバーだけで出かけるので、メンバーでない〇〇さん(グレーゾーンの子)は、行かれないと、はっきりいう。

 

2人目の子には、「私は、〇〇君と付き合っているので、あなたとは付き合えない。彼氏でない人と、夜遅く電話したり、2人で出かけたりはできません。友達として、みんなで出かけたり、話したりは大丈夫・・・」

 

冷たいようですが、具体的に、はっきりと拒否をしないと、理解してもらえません。また、人との距離感や友達とは、恋人とはどういうものかを、はっきりと伝えてあげて、認識を改めてもらうことは、相手ためにもなります。

 

学生という早い時期に、きちっとした対人スキルを身に着けることは、今後の人生でもプラスになると思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

明日は、ひな祭り。娘のリクエストで「生ちらし」にすることにしたのですが、息子にそれを言ったら、「僕が帰りに、スーパーで刺身を買ってくる」というのです。

 

お刺身が足りなかったりしたら、ちょっと心配なので、スーパーで待ち合わせをして一緒に買い物することにしました。息子から、買い物を申し出てくれると思いませんでした。すごい成長ですね。

 

追伸

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